フリーランスは「魔法使い」
ITジャーナリスト / イケダハヤト
今回取材させていただいたのは、ブロガーとしても活躍されるITジャーナリストのイケダハヤト氏です。
「ソーシャルウェブが拓く未来」というタイトルで執筆しているブログは、月間4万UUを超えるアクセスを持つ人気ブログです。ブログ中でも「ソーシャルグッド」や「プロボノ」といった言葉をよく目にします。
その原点には「義憤」を抱くほどの社会課題を発見し、それを解決し、日本を良くしたいという想いがありました。
世間では「ブロガー」として知られていることが多いですが、「ITジャーナリスト」ですね。ブログを始めとして、あらゆるメディアに記事や素材を提供したり、講演をさせていただいたり、といった活動をしています。
ソーシャルメディアについてのノウハウがあるので、ソーシャルメディアを活用したマーケティングのコンサルティングをすることもあります。しかし、これは週に一回程度です。
やはり、ブログを中心にモノを書くことが主な活動です。それに派生して、本を執筆したり、ソーシャルメディアに関して講演をしたりしています。
直接ではありませんね。ブログは発生物だと思います。結果的に、お金につながるという感覚が多いです。ブログを通じて、「人」や「お金」、「リソース」が集まってくれています。
中学の頃にパソコンを手に入れ、HPを作ったり、個人のニュースサイトを運営していました。1日4回更新して、世界中のフラッシュゲームやニュースをキュレーションして情報を発信していました。今では当たり前ですが、その走りとしては、私が一番はじめだと思います。
そのサイトは人気を獲得することができ、中学生ながらに雑誌の連載を持っていました。「ブログ」というカタチではありませんが、おもしろいモノ、社会に伝えるべき価値があるモノを、世の中に伝えたいという想いは、当時から持っていました。
実はそうではないんです。高校、大学は、芸術オタクでした(笑)。映画を1500本くらい見ましたね。ハマると夢中になってしまうんです。
だから、当時は今のような活動をしているなんて思いもしなかったですね。
今の話からわかるように、大学時代は普通の人でした。つまりは、自分が何をしたいのかをわからなかったんです。そして、あまり考えずに大企業に就職していました。
入社後は、海外の人と仕事がしたいと思い、アメリカの本社の人と仕事をするのを志願しました。それがFacebookページの運用だったんです。そこで、Facebookを知り、惹きこまれました。これは日本にクル!と感じ、ブログを通じて情報を発信しようと思いました。つまり、「価値のあるモノを社会に伝えたい」と思ったんです。