The world is smaller than you think
旅人 / 太田英基
僕もそうでした。でも、今はどこにでも行けますね。(笑)
そうです。会社を作った時、僕らは5人だったんですけれども僕はその当時は大学2年生でした。
とあるビジネスコンテストで最優秀賞を頂いて、それを一つキッカケにやってみよう、という感じで始めたのが主な理由です。 もう一つは、時間とやりたいことと一緒にやりたい仲間がいた、ということですね。
会社をはじめる前の段階では僕自身も起業についてちゃんと考えておらず、まず何かに挑戦したい、色んな経験をしたい、このサービス(タダコピ)を実現したいという想いだけでした。まさか自分が本格的に会社を作ることになるとは思いもしていなかったです。
僕は常に自由でいたいなと考えています。
自由というのは自分のやりたいことを実行・実現し続けているその瞬間の連続だと思っています。
つまり、どんなにどれだけ忙しくても自分のやりたいことをやれていれば、その瞬間というのは自由だと思うんですよ。「その自由の連続を維持しつつ、人生の最後を迎える」というのが僕の人生においての目標です。
年次を区切って考えていくと、「30歳までに世界を舞台にして活躍できる人間になる」というのが僕の目標なのでそこに一歩でも近づけるように活動や経験値を積んでいきたいです。
僕は社会に対して大きいインパクトを与えられるのは40、50代ではないかと思っています。40、50代にもなると、人間としてもかなりの経験を積んできていますし、周囲の仲間もいろんな経験も積んでくるわけじゃないですか。そんな人達と一緒に仕事をする、となったときに「社会に対してどういうものが必要だろうか」、「どういったものが今世の中に求められているのか」、「僕らは次の世代に何を残して行かなければいけないんだろう」といったことを40、50代で取り組んでいけたらと思っています。60代は実家に帰って、故郷のために何かやれたらなと思っています。
旅をする時に旅人らしくこうしようと考える方が多いと思うのですが、僕は旅というのは「色々な束縛から解放されること」だと思っています。 例えば、学生さんだったら大学に行って勉強をして、就活があり、インターンがあってと、色々やらなければいけないことがたくさんあると思うんですが、そういった物から自分を解き放ってありのままの自分といえる状態でいることが旅をすることなのではないかと思っています。
旅人らしくではなく、自分らしく動いていけばいいと思うんですよ。そこに自分の時間とお金を使っているわけですし。
変な話、どんな旅のスタイルだって迷惑をかけていない範囲であれば、誰もそれを否定する権利はないと僕は思っています。
つまり、旅というのは旅人の数の分だけスタイルがあると思っています。
色々あるのですが、まずは「語学力をつけてほしい」ですね。
ある時、カナダ人の方から「僕はちょっと前までブラジルでインターンをし、インドでの半年のインターン終えたので、次は東京で半年インターンをしたいと思っているんですが、詳しく教えてくれませんか?」というメッセージを頂きました。
日本人の感覚では世界の各地でインターンをされている学生は珍しいと思われがちですが、欧米だと当たり前のことなんです。
彼らは世界のどこにいても働けるところを探し出すことが出来る。世界中どこでも動きまわることが出来る。その上で、必要不可欠な要素の一つとして、語学力があると思うんです。逆に言えば、語学力があれば自分の見える世界や繋がれる人たちというのは大きく広がっていきます
僕自身も、英語ができないまま旅を続けていたら、ここまで多くの人には出会えなかったと思っていますし、そういう意味では学生のうちに英語を身に着けていくのは非常に大切なことだと思っています。なので、これからの僕らの時代、特に学生では、語学力が重要視されている時代だと思います。
語学のスキルを磨いていけば、今まで旅行でしか行けなかった国で将来仕事をしたり、住むことだって可能性として増えていきます。 海外に出ることやグローバル志向を頭に入れつつ学生生活を歩んでいってもらえたらと思います。
お恥ずかしいお話なのですが、僕はずっと英語から逃げっぱなしの人生だったんです。(笑)大学受験も指定校推薦で通ってしまったもので、英語の偏差値も当時は 40辺りを這いつくばっていました。
ただ、僕自身が目標「30歳までに世界を舞台にして活躍できる人間になる」を達成するためには英語は避けて通れないと思ったんです。そこでなんとか僕の英語嫌いを克服しようと思って選んだ道が「フィリピン留学」でした。実際に僕は3ヶ月行ってそこまで英語がペラペラに喋れるようになったわけではないんですが、ある程度自分が英語を話すことに自信を持つようになり、外国人とのコミュニケーションに対するアレルギーも無くなりました。 その後の1年半、僕は旅行中もできるだけ英語を使うようにしていたので、少しずつ英語力が上がってきたなとは実感していますね。