偶然の”誤変換”を大切にしたい。
離婚式プランナー / 寺井広樹
大阪や名古屋の方で競合も出てきました。競合が現れてこそビジネスですので ありがたいことです。離婚式業界という業界自体が成長してきたという実感があります。
最近アメリカのほうでも「離婚パーティープランナー」という職業の女性が現れたとNHKのニュースでつい先日、報道されていました。アメリカの離婚パーティはウェディングドレスを燃やしたり過激な内容でしたが、それも新たな出発のためのデトックスと思えば、許されるべきなのかもしれません。
それにはまだまだ時間がかかると思います。
昔に比べれば離婚というものが身近になってきてはいるのですが、やはり離婚に対してマイナスイメージを持っている人も多いのが現実です。地方での離婚式も徐々に増えてきたのですが、都会と地方の離婚に対するイメージが全く違うということも感じます。「離婚したら二度とうちの敷居跨ぐな!」という考えの御家庭もまだまだあるのです。そういうところだと離婚式なんかありえないですよね。定着させるには人々の離婚に対する意識を変えなければいけないので、文化にするまでは時間がかかると思います。
でも、タレントさんの影響なのかもしれないですが、徐々に離婚に対する差別や偏見が無くなってきたと思います。離婚後にますます輝き出した女優さんもたくさんおられますし。この時代だから離婚式というものを発表できるんですよ。20年前だったら誰も申し込まないと思います。
離婚式が時代の呼吸に合っていると感じています。
広めていくだけなら、沢尻さんとかタレントさんに離婚式を開いてもらうのが広がりは早いと思いますが、一方で、軽い気持ちで離婚式を挙げて欲しく無いというのが本音です。真剣に離婚というものに向きあって頂きたいという思いがあるので、タレントさんが話題作りや軽いノリで離婚式を挙げることは、個人的にはあまり歓迎できません。
昨年韓国でも韓国人夫婦の離婚式をプロデュースさせていただきましたが、今後は海外への進出も考えています。韓国のドラマや、中国の映画で私の離婚式にインスパイアされた作品が登場し話題になり、海外の業者さんからも一緒に組みたいというリクエストをいただくようになりました。
学生時代はひたすら勉学に励む学生で、アジアの政治や経済の勉強を一生懸命していました。同志社から早稲田に一年間留学するというプログラムに参加して、政治経済学部で一年間お世話になりました。本当は一年間で同志社に戻る予定だったのですが、早稲田のゼミに没頭し、東京に残ったまま同志社(京都)に毎週夜行バスで通学していました。
学生時代は起業したいという気持ちはまったくなかったのに、人生、本当にどうなるかわからないものです。