田んぼに力と書いて男!農業をかっこよく
トラクターに乗る男前農家集団「トラ男」プロデューサー / 武田昌大
お米には味のランクがあるのですが、うちのお米は1番良いランクの特Aラ ンクのお米です。お米の味が良いだけでなく、三人とも作り方が違って、世界 遺産の白神山地のお水を使っていたり、東京タワーより高い棚田で作っていたり、土にこだわっていてもちもちであるとか、美味しいだけでなくそれぞれに 特徴があります。なので、スーパーで売っているようなお米とは全然違います。
美味しいということを知るだけで違うと思います。さらにその美味しいお米を作っている人たちのことを知ることができます。作る人と食べる人の繋がりが出来て、食べてもらうことで農家の方の人生も変わっていきます。顔が見えるからモチベーションも上がりますよね。両者にとって幸せな関係を作ってい くことが大切ですね。
新しいもの、面白いものが大好きでした。ですが、田舎だったため秋田県ってつまらないなと思っていました。早く都会に行きたかったため、大学で都会に出たときにすごく嬉しかったですね。望めば何でも近くにある環境がすごく楽しかったです。サークルを3つ、バイトも3つやっていました。趣味が旅行だったのでヒッチハイクで京都から北海道まで行ったりもしました。良い意味でも悪い意味でも遊んでいましたね。大学ではたくさん知識を増やすために色んなことを学びました。そこではプログラミングなどIT的なことを学んでいました。でもそこで学んだことは結局研究職にいきついてしまうんです。僕は人の心を動かす仕事がしたかったから、研究は世界に与える影響は大きいけれどもう少し直接的なことがしたかったんです。
一つのことに絞らず、いろんなことに挑戦することですね。大学生じゃ遅いくらいですね。もっと小さい頃から色んなことを考えた方が良いと思います。そうしないと、大学に入ってから自分に何が出来るか自分は何が好きか、というのが分からないということになってしまうんです。それが分かってからだと、大学生活も数年しかないので時間がありません。僕の場合は旅行が好きだ ったので、毎月家族旅行に行って色んな地域を見てきました。そうゆう経験があった方が良いと思います。美味しいもの食べさせてもらってたので、食、観光、歴史、文化は触れてきましたね。ピアノや和太鼓など習い事もたくさんやっていました。
自分の幅を広げるのって大学より前にやることなんじゃないかなとは思います。幼いころに色んな経験ができるのは親のおかげだから、自分で何でもできるようになる大学生のときにただぼーっと過ごすのではなく、目的意識を持って過ごさなくてはいけないですよね。 でも東京にいると、意識の高い学生は比較的多いと思いますけどね。ただ僕の同期を見ると、28歳くらいでまた転職や将来のことを悩み始めるんですよ。 そうなるのって、大学生のときの就活の段階でよく分からずに入っているか、 妥協して就職したのか、自分のやりたいことが見えてないかなんでしょうね。 だからこそ今後悔が出て来ているから、そうならないためにもっと早い段階から自己分析をしたりしたほうが良いと思いますね。
そうですね。学校教育で出来ないところを僕が地元に帰って出来ればいいなと思います。もちろん小中高の教育はこのままいくと思うので、それに対して僕は何も出来ないけれど、それ以外の時間で刺激を与えられるようなことを子供達にしていきたいなと思っています。