目の前の人を大切
マーベラス・ビューティー・ジャパン株式会社代表取締役社長 / 岩本 栄三郎
もの凄くプロ意識が高かったです。同じ営業の方なのですが、自分の気持ちと進むべき道がぶれ始めた頃に、それを修正してくれたり、私の営業の在り方を確立してくれる助けをしてくれました。
私は営業マンとして、決して一流ではないと思います。営業マンといっても、自分の人間味を活かしてインパクトで売ったり、製品の魅力を余すところなく伝えたりといろんなタイプがあります。ある時に、自分自身の営業マンとしての売りを考えた時に、営業センスでもマーケティングセンスでも中の上ということに気づいたんですね。ある程度、オールマイティーにこなせるけど、強みがないことに。しかし、これを意識してから、ぐっと楽になって、営業成績も伸びていきました。というのは、なんでもできるのが強みなんですね。先ほど人生に良い影響を与えてくれた方は、人間味で営業をとってくるタイプの方だったのですが、彼と一緒に働いたことにより、今の自分の営業スタイルが確立できたと思います。彼と同じことをするのではなく、自分の強みを活かすことができました。そこで、全体のスキル向上に努めることもできました。
営業には色んな要因が関わってくるので一概には言えませんが、長期的に成果を残せる人だと思います。1年で売上成績が倍になるのはよくある事です。10年間のうちに、どれだけ達成できて、どれだけ上昇し続けられるか、毎年成果を残せるかが一流の営業マンに共通している点だと思います。
私たちの業務は、欧米の最先端美容機器を輸入して、販売することを主な業務としてやっています。美容については、圧倒的に欧米の方が進んでいますからね。
直接欧米で行われる学会に参加します。そこで各メーカーが展示やデモをやっているので、そこから契約を取ってきます。
美容業界は医療業界の中でも、特殊な業界です。私も前の会社では、救急とかICU関連の商材を扱っていました。人の命を守るための機械を取り扱っていたので、社会的な貢献意識を感じて仕事をすることができました。 しかし、美容機器を扱い始めたときは、それに関して悩んだ時期もありました。患者さんの命に関わるかけでない。しかし、この仕事を続けて、ドクターと患者さんの両方からヒアリングしていく上で、容姿にコンプレックスを抱えた人の、そのコンプレックスを改善することで、その人の人生が大きく変わることを知りました。そういう面で今は、社会的な貢献を感じることができています。
あります。ニッチな産業ですので、製品のほとんどが海外製品です。しかも、国内で承認されていない製品を使っているケースも少なくありません。それ自体は、違法なことではないのですが、ドクターの責任の元で扱われてしまうので、安全に画一性がありません。保険診療で国が安全性を認めているものではありません。よって患者さん対ドクターという構図が生まれやすいのです。 そこで私たちは海外で安全性が認められている本当に良い製品のみを紹介して、さらには正しい使い方まで提供することを心がけています。最後までフォローしていくことですね。一時的に売ることは、いくらでもできます。しかし、その先にある患者さんは不幸になってしまう。どんなに優れた製品でも、正しく使われないと意味がありません。