”Live your life”ちょっと大胆なアナタの人生を応援します!
グローバルサムライ by Atrevida group代表/グローバルファッションアドバイザー / 松原彩子
最初は非常に自分勝手な理由で、ざっくり言うと、就きたい仕事に就けなかったから、それなら自分で好きな仕事を作ってしまおう!と思ったのが、きっかけでした。(笑) NYにあるファッションに特化した大学に行こうと思い、実際に大学の見学をし、セミナーも受けましたが、当時はまだ、ヴィジョンが明確ではありませんでした。この中途半端さで勉強しても意味があるようには思えず、進学をやめ、帰国しました。 最終的に日本の企業に就職し、日本の組織というものがどういうものかを、一度きちんと学ぼうと思いました。 1つのことに集中すると没頭してしまう性格で、その当時は身体を壊すまで、抱えているストレスを無視してしまい、働き過ぎてしまったようで、身体を壊して退職しました。一般企業で就職しようと思うと、語学関連か営業の仕事を与えられます。有り難いことなのですが、当時はもっとクリエイティヴな仕事がしたかったんです。 自分のやりたい仕事になかなか就けず、悩みました。そんな時に以前、服のネット販売をしようかなと考えたことがあったのを思い出し、貯めていた留学費用を資本金にあて、始めました。
初めは、起業することがこんなに地味で孤独で泥臭いものだとは、想像できませんでした。実家で、ノートパソコン一台で、0から1人で始めたので、そう感じたのは当たり前かもしれませんね。 経営者だった父を見ていてある程度分かっていたつもりだったのですが、こんなにも地味なの?と思いました。 誰も注意してくれないので、自分のお尻を自分で叩かなくてはいけないんですよね。自分を律するって、簡単なことではないですね。 起業前に色んな経営者の方の本を読んで、みなさん朝5時起きで仕事なさっていると知って、とりあえず真似をしました。黒字に上がるまでは、平均睡眠時間は3時間、休みなしで働きました。3度の食事と寝ている間以外は、ただひたすら仕事をしました。 半泣き状態でやっていましたね。(笑) 自分が女であることすら、すっかり忘れて。(笑) 経営者は身体が資本なので、今は出来るだけバランスの良い生活で身体のケアを心掛けています。 父がアパレルのお仕事をしているといっても、分野が違うので相談することは出来ませんでした。もちろん経営に関することでは、相談することは出来ましたが、ネットの世界に関しては、全て手探り状態でした。 本当にその当時は孤独との戦いでしたね。 その時初めて経営者だった父の苦労を知ったように思います。
何回も思いました。でも意地があったので頑張りました。その意地も、特に起業当初は、起業に反対していた父に対してでしたね。私が男だったら応援してくれたと思いますが、女ですし結婚して幸せになりなさいという父なりの想いやりだったのだと思います。父は初め「やれるものならやってごらん」という感じだったので、それが悔しかったんです。 1年でビジネスとしてものにする、出来なかったらやめる、と決めていました。 本当なら1年は短過ぎますが、短期間で集中して頑張れたのは、経営者だった大好きな父に認めてもらいたいという気持ちが強かったからだと思います。 3ヶ月後には利益を生み出せるようになり、半年後には軌道に乗せることができました。その頃から、父は私の努力を認めてくれたのか、応援してくれるようになりました。 いつも心配して優しく見守ってくれる母を、早く安心させてあげたいという想いもありました。とはいえ、今でも心配させてしまっていますけどね。 それに、難病と戦う姉を想うと、健康な自分にやって出来ないことはない!と、心を強く持つことができたんです。自分が頑張って何かを成し遂げることで、姉を励ますんだなんて、当時は一丁前に思っていましたが、励まされているのは、結局は自分だったんだということに、最近ようやく気付きました。 それと、これは本当に私は甘ったれだなぁと思うのですが、もうイヤ!もう辞める!って心底思ってしまった時に限って、なぜか売上がいつも上がるんです。 それで、あ、私はまだ必要としてもらえてるんだ!と感じて、それなら頑張らなくちゃ!と思い直すんです。お客様には、いつも本当に救われてばかりで、とても感謝しています。
やりがいですね!自分のスタイルで自分の想うことを表現できるということが、1番の魅力だと思います。 ですが、必ずしも起業することが1番良いとは思いません。わたしも社員として会社に属し、身体を壊すまで働いた経験があるので、雇用されて働くということの素晴らしさも大変さも、よく知っています。 ただ、自分の好きなことを自分の好きなように作り上げることが出来る点で言えば、会社で働くよりも起業する方が良いと思います。 真っ白なキャンパスに好きな絵を描けるような、そんな楽しさが、魅力的です。 「始めるのは簡単で、続けることが難しい」と、よく言われる経営ですし、本当にその通りだと思いますが、そんなにそこまで身構えずに、起業という名の職業、選択肢の1つとして捉えても良いのではないかと思います。 起業するということは、全てが自己責任です。 商売の基本である、人様のお役にどうすれば立てるのかを考えて始めれば良いと思いますし、もし上手くいかなかったら、人様にご迷惑をかける前に、辞めれば良いと私は思っています。 全て自分で決めることが出来るのが経営者の特権なのですから、そういった判断も、自分でしっかりする覚悟を持ってすれば、大丈夫だと思います。
「成功は追うものではなく、後から付いてくるもの」
私はこの言葉を知って、少し肩の力が抜け、不安や焦りからもやや解放されました。 何かを追い求め走り続けるのはしんどいです。何かに追われ走り続けるのもしんどいです。けれど、今できることをひたすら頑張ってやっていれば、成功は後ろからそっと見守って付いて来てくれる、そう思えれば少し安堵感が得られます。 行動を起こしてなんぼの世界です。結果は後からしか付いて来ないのだから、今思うことをひたすら行動に移して、自分を信じて、大胆に挑んでください。 そういう生き方が、私の事業のテーマでもある”Live your life”ちょっと大胆なアナタの人生を応援します!です。