自分にしかできない「何か」で世の中をチャーミングに!
日本ふんどし協会 / 中川ケイジ
ただでさえ浸透していないふんどしですので、徹底的に分かりやすく、そして「人に伝えたくなる」魅せ方にこだわっています。 「おしゃれなふんどし」略して「しゃれふん」という意味はもちろん、SHARE(分かち合う)+FUN(楽しみ)と読めることから、「楽しみを分かち合いたい」という意味も込めています。 ふんどしって実際に試すと、快適さやワクワク感をどうしても人に伝えたくなって、じわじわと「楽しさ」が浸透していくものなので。
また、各商品名も楽しんでもらえるように、あえてふざけてます(笑) 女性から男性にプレゼントしたくなるような変なネーミングが特徴です。例えば『今夜はパーティナイト』とか『モテモテ男』、『風に吹かれて気分屋男』とか。プレゼント需要が多いので、もらう方も選ぶ方も楽しくないとね。 ネーミングは、競合アイテムと決定的な差別化ができる戦略でもあります。
そうですね、将来的にはいつかしたいとは思っていましたが、自信もお金も無かったので、まさかこのタイミングで起業するとは全く思っていませんでした。ただ、幸か不幸か病気を患って自分自身を向き合わざるを得ない時間がたっぷりできたので、自己分析も含めてじっくり考える時間を持てました。 この時に、自分は昔から薄々は気付いていた‘組織に向いていない’と心から理解できたことが大きかった。 その上で、今まで勉強もスポーツも何をしても平均以下だったので、人がいかないポジションを積極的に狙っていくと決めたんです。 そして僕が本当にやりたいことは、自分のアイデアで世の中をほんのちょっとチャーミングにしたいってことなんだ!と確信できたので起業しました。
まず、「ふんどし」というキーワード自体が世に出ていませんので、いかに露出させるかをポイントにおいています。 分かりやすい記念日があった方が良いだろうと、2(ふん)14(どし)という語呂合わせで2月14日を『ふんどしの日』にしたり、芸能人の方々を巻き込んた『ベストフンドシスト賞』の発表などで多くのメディアに取り上げられるようになりました。
また、積極的に企業とのコラボレーションを行っています。 2012年11月に『青春!バカサミット』のプレゼン大会で優勝したこともあり、憧れだった面白法人カヤックさんとのコラボレーションが実現しました。その他、15,000人の会員を持つ日本唐揚協会に飛び込みで訪問したりと「また日本ふんどし協会がバカなことをしている!」と皆に笑ってもらえるような体当り企画が多いです。 まだ、今の時点ではすぐにパンツからふんどしに変えよう!となる人は少ないと思いますが、こうして露出させることで、少しずつふんどしのことが浸透し、試してみたいと思ってくれる人が増える。
日本ふんどし協会は、全国のふんどしメーカーを紹介しているので、選択肢があることを知ってもらえたら自然と浸透していくと思っています。
健康的な衰えを感じることのない元気な若者に健康面でアピールしても難しいので、この層への浸透はまだ時間はかかるでしょうね。 ですが、プレゼント需要はあると思っています。 ふんどしの日はバレンタインと同日ですから、チョコレートの代わりにとか。ふんどしをプレゼントしてくれる女の子って洒落の分かるクレバーな子だと思いませんか?(笑) また、父の日や敬老の日のプレゼントで家族にプレゼントとか。 実際に自分は着用しないけれどプレゼントしたら喜ばれたと、そういう需要は多いです。 もちろん、夏の暑い日のふんどしの快適さは、若い人にも同じなので、ステテコ同様、夏の期間の就寝時だけでも試してもらえるよう、ふんどしのイメージをもっと変えていければと思います。
おかげさまで生産が間に合っていない状況です。 京都で職人さんの手仕事ですので、大量生産できないということもあります。 TVや新聞等のメディアで紹介頂くと、全国から注文を頂くので、お客様には待って頂いくこともしばしばです。また、嬉しいことにリピーターが非常に多いのです。 また、嬉しい悲鳴ですが、全国の東急ハンズや大丸百貨店での取り扱いが始まってますます大変な状況です。