あなたにとってのターゲットは?
株式会社インプレス 代表取締役 /山中哲男
20歳頃に「自分の強みってなんだろう」とすごく悩みました。悩んだ末に「これが自分の強みかな」となんとなく思えるものが見つかって、でも周りにはもっとその強みを活かしている人がいました。人と比べている限り自分よりすごい人なんて世の中にたくさんいます。「これが強みかな」と思ったことも、「他の人に比べたらこれは全然強みじゃない」と他者と比較することで全部ダメに思えるものです。多くの人は強みを探すときに、他者と比較して優れているところを探そうとしている気がします。そうではなくて、強みとは「自分のなかで比較するもの」だと思います。
強みが何かと考えるときは、強みというものの定義を自分のなかで持つことが大事だと思います。例えば、人に褒められたことが強みだという人もいるだろうし、人から感謝されたことを自分の強みだと捉える人もいるでしょう。僕の場合は「没頭できること=強み」だと思っています。没頭していることに対しては、無我夢中に頑張ることができますよね。それってすごい強みだと思います。
「自分の人生は自分で決めたほうがいい」と思います。周囲の人や親の意見って大事ですが、自分が没頭できることをどんどんやっていったらいいと思います。こういう道に進みたいと思ったら、実際に調べてみて体験してみたらいいんです。結果として「やっぱり違ったな」となるかもしれないけどそれでいいじゃないですか。とにかく行動する習慣をつけることが大事です。絶対にお金がないから、まだ経験が浅いから、などやらない理由を見つけることばかり上手くはなってほしくありません。そして、もし失敗しても行動した自分を褒めて下さい。行動したから失敗するのです。行動しなければ何も起こりませんし、何も得るものはありません。行動した結果は良くても悪くても受け入れて必ず次に活かして欲しいと思います。必ず前進しますから。今できない自分がいても、半年後、1年後にはできるようになると信じて行動していれば大抵のことは本当にできるようになります。
若いからこそ、自分がいいと思ったものにトライできる意識・姿勢を自分の中に染み込ませる。今までトライしていなかったのに「年をとってお金も貯まったら挑戦しよう」と思っても、簡単にできるものではありません。そのときには「恥ずかしくないかな」とかメンタルブロックが邪魔をして、結局トライもできないでしょう。
もう一つは自分の想いや好奇心を信じることです。大多数の人の意見っていうのはあくまで一般論なんです。起業して成功した人って数パーセントしかいなくて、彼らは多くの人の意見を逆張りしてきたんです。結果、逆ばりしていたという人も多いかもしれませんが。世の中に絶対確実な答えはなくて、周囲の意見も正解かどうかわかりません。最後は自分を信じればいいと思います。自分を信じて、たとえ世の中の一般論と反していても突き進んでいっていいと思います。
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