恋愛=営業
株式会社メンズスタイル / 宇賀神 政人
大学時代に就活しているときの面接の時に、もともとは志望ではなかったのですが、ベンチャーに行こうと考えるようになりました。
ゼミが金融系で、最初は野村証券さんにいちばん行こうと思っていたんですが、リクルーターの人とお話しているときに目覚めた んです。その方からヒントを受けて、あとで非常に感謝したのを覚えています。そこで、ベンチャー系か、社長に会える仕事に速攻で切り替えました。将来独立 するなら社長に会える方がいいと思い、その時の僕の頭の中では大手は社長さんにはあまり会えないのかなというのがありました。そこで、ベンチャーかコンサ ルであれば、社長さんにしょっちゅう会えると考えて、最終的に前にいた会社の、香水を売っている中小商社に入りました。
いえ、全くありませんでした。
僕のうちは両親も公務員、祖父も公務員なんです。なので、公務員になるか、大企業に入るか、というのが自然でした。
自分がもともと洋服が好きで、「起業したい」というよりは、「好きなことで飯食っていこう」というのが最初でしたね。
就活だと、「趣味を仕事にすると嫌いになる」「好きなことだと続かない」とかよく言われると思うんですけど、「好きなことだから頑張れる」というころを僕は思っていて、いずれ30歳くらいになったら、そういうことを若い人達に伝えていきたいと考えてもいます。
いえ全然。
僕は前の仕事も大好きで、起業しようと考えているときも一切手は抜いてなかったんですけど、起業した友達が、 「起業したオフィスから見える夕焼けの眺め」の写真を何十枚とかバッと送ってきたんですよ。そこで、「あ、僕も起業しよう」とパッと思って会社を辞めてし まった感じでしたね。3年以上いる予定だったんで、お金がなかったんですよ。お金が僕の預金通帳に80万円しかなくて、そのお金でできるのがたまたまネッ トショップだけだったということなんですよ。