考えて貰う、マネジメント
犬のがっこうECO-LE / 川野 信哉
沢山あるんですが、一番は動物行動学の理論が人間にも当てはまる事ですね。
これは私自身の課題でもあるんですが、人を見るときに当然良い面と悪い面があるので、どうやったらその良い面を伸ばす事ができるのかと考えるのですが、 これが犬の場合は、その良い面を伸ばす為のヒントを犬自身が持っているんです。凄く小さなヒントなんですが、観察に観察を重ねてそのヒントを広げていくん ですよ。例えばチワワとシェパードの体格が大きく違うように、犬の場合は人間に比べて元々の能力の差が大きいんです。でもその犬にしかない能力は必ずある ので、その能力を引き出すことは人間に対しても当てはまるんですよ。
ただそれを実践するためには自分と向き合わなければいけないので、結構大変なんです。強く指導すれば即効性があってその場では良くなる事もあるんです が、長期的に見ると効果がない事もあります。とにかくマネジメントの面では良いところを見つけて伸ばすという事を心がけています。ただ以前いた会社の管理 職層は恐怖政治的な部分があって、私にもついそういう部分が出てしまうときがありますね(笑)。でもそういうときは大体良い結果は生まれないので気をつけ ています。
ありますね(笑)。だから昔の部下に会うときは未だにそういう印象を持たれています。壊したものも数知れずですよ(笑)。ただこの業界はやっぱり女性が非常に多いので、変わらなくてはならないと感じました。ただいきなりは変われないんですよね。
でも今のスタンスでは得たい結果が得られないと思ったときに変わらざるをえなくなりました。とりわけ今の若い子達は私の学生時代と比べると非常に優秀だ と感じるんです。「人の役に立ちたい」という思いがとても強いと思うので、そんな面を伸ばしてあげたいと思いますね。私自身が当たり前に行っている仕事が できないときは苛立つときもあるんですが、私より遥かに優れている面もあると感じます。そんな面を伸ばしていく事でチームとしても進化できるという事を逆 に教えてもらった感覚ですね。だからビジョンを実現する為に試行錯誤の末に新人を育てていくというよりも、自分で考えて育ってくれる方が楽だなと結果から 学びました。
今、とあるお母さんから、「息子が学校で問題児扱いされていて、呼び出しをたくさん受けています。将来どうなってしまうか不安なんです。」という相談を うけました。そこで、どんな問題行動をしているんですか?と聞くと、大抵は大した事がなくて、むしろ僕が小学生の時にやってきた事の方がよっぽど問題なん です。(笑)その事を話してあげると、そのお母さんはすごく元気になってくれるんです。
今後は、そういう意味で、今の学校のシステムで弾かれてしまう子供達を元気づけたいんですよね。だから、昔悪ガキだった人が、大人になってからどうなったのか?という事例を紹介するプログラムを作ろうと思っています。
手伝って下さる起業家の方は、是非私までご連絡を下さい!
自分の才能を信じる事ですね。私は十数年間サラリーマンを経験して、その経験から学ぶ事が非常に多かったんです。学生時代は「自分は何でもできる」とい う自意識過剰な面があったんですが、そんな時期に起業したら確実に潰されてたと思います。多少その時期よりも年を経て起業したから上手くいったのかなと感 じるので、企業に属するだけでも非常に学ぶ事が多いと思いますね。
他方で若いうちから起業して成功する人もいるので、それも凄いと思います。景気の良し悪しや産業の隆盛にブレる事無く、自身の能力を信じてやりたい事をやろうとする気持ちが大切だと思います。
もちろん上手くいかない事もたくさんあるんですが、後で思い返すと意味のある事だったと気付くと思うので、辛いときも自分を信じて下さい。現在私の部下に も平成生まれの子が多いんですが、自分に自信のない子が結構多いんです。でもそういう子達も私から見れば優秀だと感じる面が多いですし志も高いので、とに かく自分を信じて行動していれば必ず結果は付いてくると思うんですよ。とにかく自信を持って自分を信じて下さい!
建設会社からペットビジネスへ・・・。
フィールドが異なれば、人材マネジメントの手法も全く違ったそうです。
マネジメント以外の部分でも、キャッチアップには大変苦労されたすですが、
アウトプットを前提としたインプットを重ねて乗り越えられてきたそうです。
また”問題児と起業家を繋げる”、川野社長の新規プロジェクトに興味がある方は、
relife@bbank.jp までご一報ください。
2010年9月9日 担当:新田