起業家インタビューのthe Entrepreneur(アントレプレナー)インターンの大学生が起業家へ取材！

「電話1本で人生が変わる」

その後はすぐに起業なさったのですか？

　すぐではないです。もっと勉強しようと思い、キャスティング事務所でお仕事をしたのですが、やはり私は直接誰かのサポートをするお仕事の方が向いているなと改めて気づき、起業を決意致しました。

女性一人で起業をすることに対して恐れはなかったのですか？

　当然ありました。しかし、もしやらなければ、絶対に「やらなかったことに後悔する」と思いました。やったことが正解かどうかは、経験して初めて分かることだと思いますし、頭の中でいくら考えていてもしょうがないと思っていました。
　そして、右も左もわからない私だったのですが、たくさんの起業家の先輩たちのサポートのおかげで今の私があります。たくさんの助言をいただき、その言葉の通りしていると全てがうまく行きました。

どういうことを教わったのですか？

　・真っ白になれ、そして吸収していきなさい
　・こだわりは捨てなさい
　・まずは継続できるための数字を確保することが優先
　・1日1回ありがとうと言われる子になりなさい
　・貰った以上のお返しをしなさい
　・全て自己責任だと思いなさい
　・言い訳をしない
　・お金がないならせめて笑っていなさい
このように特別なことというよりも、人としてごく当たり前のことを学びました。でもそれってとても大事なことなんですよね。

起業をされた今、佐藤さん自身が起業家として感じること、思うことはありますか？

　ほんの些細なことで、人生は大きく変わるということを身をもって実感しました。今の私がいるのも、思いつきでかけた電話1本ですから。小さな一歩がここまできました。。

佐藤さんが思う真の美しさとは何ですか。

　それは「心が奇麗なこと」、いわゆる素直だということですね。素直であることは一番人として伸びる要素だと思いますし、それが綺麗になる秘訣です。

佐藤さんは私が想像していた雰囲気とは全く違いました。女性起業家というともっとキリっとしていて、怖い方なのかと思っていました。（笑）でも実際は、初めてお会いしたとは思えないぐらい馴染みやすいですし、オーラが柔らかいですね。

　良く社長っぽくないと言われます。（笑）
昔、お世話になった起業家の方に「薫ちゃんはお金もない、人脈もない、でも社長の気質だけはある。それは人に可愛がられるという能力だよ。それは後で身に付くものでもないし、持って生まれたものだよ」と言われ、その言葉に勇気を貰いました。私自身も振り返るといろんな方の助けや支えがあって今があるなと思います。私に限らず、やはり周りの方のご協力がないと起業って難しいと思います。可愛がられるということは重要なことなのかもしれませんね。

最後に起業を志す若者に対して一言メッセージをお願いします。

　特に女の子に対して伝えたいのが「好きなことを追求してください」ということです。そしてそれをどうすれば仕事にできるのかを考えてください。好きなことを仕事にしていくことってとても素敵なことです。