挫折や失敗は、間違いじゃない~自己否定を繰り返して成長させる~
株式会社クラス / 代表取締役社長 久保 裕丈
あまりないと思います。ひとつだけ重宝しているのは、コンサルで得たロジカルシンキングです。
その会社がどこを向いていくのか、どういう目標を立てているのかは、一緒に働く人たちにちゃんと腹落ちして理解してもらう必要があるんですよね。それを伝えるためには、きちんと目標や戦略を正しく分解、構造化することが必要です。
素直さと体力さえあれば、なんとかなります。
会社の成長って、 突き詰めると結局、経営者の資質の成長によるところはあると思っています。もちろん、どういうチームを作るか、仲間を集めるかも大事ですが、やっぱり、経営者が成長しないと事業って成長しないんですよね。そのためには、 常に自分が経営者として、未完成であるという意識を持っていないといけないと思っています。
自分の弱さや悪いところは、どれだけ客観視しても、自分自身では見つけづらいです。そんな時は、周囲に頼るしかないです。まず、自分自身が未完成だっていう風にきちんと常に意識をしておくこと。それで周囲からそのフィードバックをいただけた時には、それをきちんと素直に聞き入れること。伸びる経営者の共通要素として、すごく大事なポイントかなと思います。
起業は結構大変です。しかも、一人でずっとやっていくならいいかもしれませんが、 絶対に誰かしらの人生を巻き込むんですよね。だからこそ、中途半端でやってはいけないと思っています。
本当に自分はちゃんと起業に対して人生をかけられるのか?そもそも自分がなんで起業したいのか?はよく考えた方がいいと思います。
もし、自分のやりたいことを唯一果たせることが起業なのであれば、やった方がいいと思いますが、僕自身、起業するのが決していいことだとも、最良の選択だとも特に思っていないんですよね。僕自身がある意味できることがこれぐらいしかないし、やりたいことも起業家としてしか果たせないだろうなと。それでやっているだけなので、必ずしも起業しなくてもいいと思います。他になにか道があれば、そっちをとるべきだと思います。