経営者の視点で物事を捉える
株式会社HRインスティテュート代表取締役社長 / 野口 吉昭
今回取材をさせて頂いたのは、多くの著書を書かれている、
株式会社HRインスティテュートの野口吉昭さんです!
大手コンサルティング会社から独立、
「自分のため、人のため、人々のため個人・チーム・組織の可能性を挽き出し、社会を変える」ということをミッションにされている野口さんについて迫ります!
大学には大学院を含めて、6年間通っていました。サークルは民謡研究会合唱団に入り、歌はもちろん和太鼓などを叩いていました。大学で学んでいた事は建築学です。中学2年生の時から建築学に興味がありました。それは回り影響が大きかったです。建築学科という学問は、社会に出てからも様々な所で使える事を学ぶことができます。演習も多く設計などもあり、非常に忙しい大学生活を送っていました。化学系だったら実験があるように、設計とか構造計算などがあって多くの時間を勉強に費やしていました。
本当は大学に残ろうと考えていたんです。でも周りの教授達の生活スタイルを見ていたら、これは自分に合わないなと感じました。教授の仕事は研究であり、一人でやるものなので孤独なんです。ですから、自分は社会の中に入って、多くの人々と関わり合いながら活動していきたいと思いました。その後都市計画がしたいと感じ、設計事務所に入社しました。特に他の分野での就職は考えていませんでした。都市計画や地域計画というのはシンクタンクの中に部門として存在するので、シンクタンクも就職先として考えていました。
設計の仕事ってすごく忙しくて、いきなり現場に入るんです。一番始めに担当したのが、リゾートホテルの設計と施工の管理でしたね。その仕事はめちゃくちゃ面白かったですよ。今まで大学、大学院でやっていた図面は実際には建設されません。ところが、現場では実際に建つんですね。その感覚が非常におもしろかったかな。ただ、怖さもありました。雨なんかが降ると現場が不安だし、コンクリートを打つ時なんかも構造的に大丈夫なのかを確認しなければならなくて、もし1つでもミスをしてしまったら大きな災害を引き起こしてしまうことになるので、すごく社会的な責任を負っているなと感じました。