the Entrepreneurライターが選ぶ成長企業50選vol.2 Part21
ストリートアカデミー株式会社 代表取締役 藤本崇
the Entrepreneurライターが選ぶ成長企業50選vol.2 Part21
ストリートアカデミー株式会社 代表取締役 藤本崇
中学から大学までをアメリカで過ごす。
スタンフォード大学院に留学していた時にスティーブジョブズの有名なスピーチを生で聞き、インスピレーションを受ける。
その6年後、ジョブズの死をきっかけに、社会にインパクトを与えることをやりたいという想いに対して正直に生きる為、10年間のサラリーマンキャリアを断ち切り、起業を決意。
スキルを気軽に教える・学ぶ空間を提供する「ストリートアカデミー」はサービス開始より3年間で50倍もの成長を遂げている。
【会社詳細】
ストリートアカデミー株式会社:https://www.street-academy.com/
採用ページ:https://www.street-academy.com/recruit
起業して成功するかはやってみないとわからない世界です。
もし起業したいという意思があるならば、早い段階から経験を積み、失敗を重ねることは圧倒的なアドバンテージになります。
社会は百戦錬磨の猛者がうじゃうじゃいる大海原ですが、学生から始めて成功している人もいますし、その中でチャレンジすること自体は起業家として楽しいと思いますよ。
学生時代は、人と接点を持つこと、他人のために行動するということに注力すべきです。そのためには、沢山の人を巻き込んで何かを実現するという体験をすることが大事です。飲み会の幹事でもイベントのオーガナイズでも何でもいいです。
私は学生時代に飲み会の幹事をやりたいなんて思いませんでしたが、社会に出てより多くの人にインパクトを与える事業を興したいという志を持ったときに、それまでの人生でもっと人を巻き込む行動をとっておけば良かったなと感じました。
もともと思考タイプだったのですが、起業をきっかけに行動派に変わりました。
誰も一緒にやりたいと言ってくれる人と出会えなかったため、私が動かないと何も始まらない状況が続いたためです。
行動をして初めて物事は進行するし、変化を起こせて初めてフィードバックが得られます。
サーフィンで例えるならばどのサーフボードを選ぶかとか潮の満ち引きについて議論をしているよりもまずは海に飛び込んで泳いでみると分かることが多いということです。例えば飛び込んで初めて「あ、水って冷たいんだ」と気付く事が出来ます。当たり前のことも、考えているだけでは思いつかない事が多いです。
うーんどちらとも言えないハイブリッド型ですかね。
もともと大学では機械工学を勉強し、卒業後はものづくりの世界に就職しました。ただ起業した最初の数年はユーザー獲得のため営業もやらざるを得なかったため、経営に必要なスキルとして自分の中で意識して強化してきました。
これもハイブリッドです。笑
元々は、常に冷静に判断を下せる人間として周りに重宝がられるタイプでした。
しかし、一人で事業を興した後に、仲間を増やすということが事業を成長させるために死活問題となった際に、人を巻き込んでいくために自分のビジョンやパッションを熱く訴えていくことも大事だなと思い、今はそちらの方を大切にしています。
勿論上場自体がゴールではないです。
ただ、会社を大きくする中で、社会から承認を得られるレベルのプラットフォームになる、ということが一つのマイルストーンになると考えています。
今は国内に注力していますが、1年後くらいからは始動したいですね。
東南アジアに進出したいですし、直感として弊社のようなサービスに対する需要は日本よりも大きいのではと思っています。
もちろん日本も主要都市のみならず全国津々浦々まで普及させていくのが目下のフォーカスではあります。そのために優秀な人材の採用にも力を入れています。
基本的には家族と過ごしています。
二人の子供がいるのでほとんどの時間は彼らに取られます。自分が興した事業も自分の子供みたいなものなので、変な話子供が3人いると思っています。放っておくと休日も仕事のことを考えてしまうのですが、3人目の子供にばかり目をかけていては他の2人が怒りますので気をつけています(笑)。
たくさんいますが、最も尊敬しているのは松下幸之助です。
『道をひらく』は辛くなったときに読む人生のバイブルです。
生まれつき体が弱かったことにあきらめず、むしろ体が弱いからこそ自分で出来ないことを人に頼まなければならないのでチームワークで経営する会社を興したという逆転の発想と現実を直視する生き様は本当に素晴らしいと思います。
信頼している執行役員の2人と経営チームを組んでいます。
よく起業の苦難を共に乗り越えるには昔から気心の知れた仲間がいないと無理などと言われますが、私の場合、彼らとの出会いは意外にも人材紹介会社でした。ビジョンへの共鳴があれば、必ずしも元からの知り合いじゃなくともいいチームは築けます。
恋愛で例えるならば、お見合いで知り合った人とだってびびっときて結婚に至ることもあるよという感じでしょうか。笑
自分に対しても人に対しても正直であり続けることです。
できもしないことをできると言うこともよくないですし、また助けが必要なのに黙っていることも正直な姿じゃないですね。自分自身を欺いてまで頑張って何かをしても、自分しかいないので、逆に身を削る結果になりかねません。
起業を目指している人はとにかくアクションを起こすことです。行動してください。やってみたいんだけどなぁ…と言っている暇があったら動きましょう
アドバイスとしては特に人と何かをやるという経験をできるだけ積むことですね。頑張ってください!