『サイバーエージェント子会社社長の告白』
【第3弾】
CA Young Lab 須田 瞬海
「”仕事“という名のゲームに没頭せよ!」
〜週5日の仕事でワクワクするために〜
『サイバーエージェントのグループ会社の社長インタビュー連載企画:第3弾』
株式会社CA Young Lab 須田 瞬海
20代でも挑戦できる環境を整えてくれていることです。
20代で、これだけ大規模な会社の役員や、子会社の社長として会社を経営することもできますし、新卒で子会社の社長となることもあります。
様々な責任を背負って、決断をする機会を与えてくれます。
もちろん、サイバーエージェントより大きな会社はたくさんありますが、
それらの大きな会社の役員に、20代がいるのかと言ったらほとんどいませんし、
今ある上場企業で、同じ様に20代の若者が決定権をもって決断できる会社は非常に少ないのかなと思います。
「自ら決断し、責任を負って実行することで、成長していく」
そんな働き方ができるのが、サイバーエージェントの魅力です。
恐れ多くも越えたいと一方的に目標としているのは藤田晋社長です。
藤田社長の有名なエピソードですが、麻雀のし過ぎで大学時代に留年するという学生生活を送りながら、
サイバーエージェントをゼロから創り、この規模までにしてきたというのが、シンプルに凄いことだなと思っています。
また、藤田は今でも、最前線で活躍し続けているところも凄いです。
正直、一生働かなくてもいい程の資産を抱えているはずなんですけど、
それでも、自ら矢面に立って次々と大きな勝負をし続けている。
実際にAbemaTVでは、何百億という投資をし、勝負をしています。
既に称賛される実績を持ちながら、それでもリスクを取って大きな勝負を挑む姿は、経営者の大先輩として非常に参考にすべき姿だなと思っています。
また、社長の藤田をはじめ、当社の役員陣は誰よりも現場で働いている人ばかりです。
経営陣の方々が背中で見せてくれているのも、サイバーエージェントのいいところであり競争力に繋がっていると思います。
「仕事に熱中できる組織環境」を作り、広げていくことです。
週に5日という人生の決して少なくはない時間を投資する仕事だからこそ、
そこに熱中して、自身の成長を楽しむように働けることが大事だと考えています。
今は経営者という立場ですので、
自分だけでなく、一緒に働いてくれる社員がそうした思いで仕事に取り組めるような環境をどのように作り上げるか?が一番大切にしているポイントです。
「楽しいこと」ではなく「喜べる機会」をどれだけ創り出せるのか?を大切にしています。
「楽しいこと」は、お金を出せば買えることも多いのですが、
「喜べること」は、お金では買えないです。
楽しさを感じる時に、あまり「辛い」と感じることはありませんが、
喜びを感じる時には、「辛いこと」がセットであることが大半です。
会社経営もまさにそうで、
正直言って「辛い」ことばかり続くのが会社経営ですが、
それでもチームの仲間と何かを成し遂げた時には、お金で買えない、何物にも代えがたい「喜び」を感じることができます。
この「一瞬の喜び」を得るために、日々の「辛いこと」を乗り越えようと歯を食いしばって仕事に向き合っているのだと思いますね。
「ゲームの様に、仕事に没頭できる環境を作る」ことを意識しています。
私は、小中高ではずっと野球に没頭して打ち込んでいましたが、
大学ではケガなどもあり野球に没頭できない日々が大半でした。
あの時の「没頭できるものがないモヤモヤ感」が、人生でシンドイ時期だったので、
「何かに没頭している状態」を意図的に作るように努力しています。
イメージで言うと、ゲームに没頭している感覚で、
「なかなかクリアできなくて、必死にやっていたら8時間経っていた。」
という様なことがよくあると思います。
ゲームに没頭している時のような状況を生み出すために、
あえてそういう環境に飛び込む習慣を持つようにしています。
例えば、私にとって、サイバーエージェントは、まさに、没頭した状態で働ける環境でした。
「2、3年目の社員が社長や管理職なんてできるのか?」と疑問視してしまうのが普通だと思いますが、サイバーエージェントは、そのできなさそうなゲームに挑ませてくれます。
“できない、できない”とやってく間に、のめりこんでいて、
「もっとこうしよう」、「ああしてみよう」と挑戦していきます。
何度挑戦しても、上手くいかないことも多いですが、
それは、やらされていることではなく、正に没頭している時間です。
実は今でも、経営をしていて、“自分には無理ゲーだ”と思う場面が多々あります。
もちろん逃げずに全力で挑むのですが、中々クリアができず…。
それでも、そこに没頭して夢中になっている自分がいて、
気付いたら、一日が終わっている。
そんな毎日を過ごして、気付いたら5年経っていました(笑)