100人のインスタグラマーを社長に!「立ち上がれ女の子」に込められた20代起業家の決意
株式会社Realiser 大引夏子
良くも悪くも、自分が社長なので、何でもできるところです。逆に言えば、何でもできないのですが(笑)「自分がやりたいと思ったことや、これが社会に必要だと思ったこと=私のビジョン」に付いてきてくれる人がいて、その人たちと一緒に形にすることは、起業しないとできないことなので、それは起業する大きなメリットと思います
自分がトップなので、自分の能力の制限と会社の限界値が同じということです。私はまだ24歳で、社会人経験もない、スキルも足りないところがたくさんあるので、そこは大変です。
若い時の方がいいと思うので、学生の時にした方がいいと思います。例えば、結婚して、子供を抱えて、起業する場合はすごく大変です。それに対して、学生なら失うものは何もないので、ノーリスクです。何かやりたい気持ちがある人は、できるだけ早く行動した方がいいと思います。
プロセスは一応ありますが、言ってしまえばほとんどノリです(笑)「若い女の子たちが好きなことで活躍できるように夢を叶えたい」というビジョンがあるので、そこに向かっていく企画であれば何をやってもいいと思っています。それこそ、インターンの子が持ってきた企画をやることもあります。
2018年にラフォーレ原宿にお店を出店したのですが、それも狙って行ったものではありませんでした。この出店の話は、インターンの子が「フリーマーケットのイベントを開催したい」と言ってきたのがきっかけです。というのも、背景として、インフルエンサーはとても多くの服を着ますが、次の服を買わないといけないので捨てなければなりません。どうせ捨てるなら、売りたいというインフルエンサーが多くいるので、フリーマーケットをやりたいと思っていたら、ちょうどラフォーレにイベントスペースができたのです。
そのインターンの子がラフォーレの社員の方と繋がりがあるので、アポイントを取ってみますと言って打合せを行いました。その時に、弊社の役員がついて行きました。なんと、打合せから帰ってきたら、なぜかお店を出すことになってました(笑)
ラフォーレさん側もインフルエンサーの影響力が注目されているということを知っていて、弊社もインフルエンサーが多くいるというところがたまたまマッチしたのか、5月にお店を出しましょうという話になったのです。
夢を叶えるという目的に向かって、人によって手段(企画)が違うので、とりあえずやってみて、うまくいったら継続してやればいいし、うまくいかなかったらやめればいい、という感じでやっています。
本人がやりたいことや、本人の考えを尊重しています。また、本質的にその人のためになっているのかどうかということは考えます。そう考える理由は、「夢を叶えること」を会社として応援すると掲げているためです。私個人としても、目の前にいる人が夢を叶えたいと言っているなら叶えて欲しいし、それのお手伝いをしたいです。
いってみれば、夢を叶えるためにRealiserを利用してくれ、という感覚に近いかもしれません。ここで働くことによって、その人の夢が叶うのであれば、ここで働いて欲しいです。そのため、基本的には本人が企画を持ってきて、本人が進めます。あまり私から指示を出すことはありません。