100人のインスタグラマーを社長に!「立ち上がれ女の子」に込められた20代起業家の決意
株式会社Realiser 大引夏子
<経歴>
株式会社Realiser 代表取締役CEO。「立ち上がれ女の子」というコーポレートメッセージの通り、個人の夢に投資したり、インフルエンサーの夢を事業化している。 1994年7月18日生。大学生時代に4MEEEやC CHANNELなどでインターンを経験。その後、自身がインスタグラマーとして活動していた経験や学生団体を立ち上げイベント運営をしていた経験を活かし、インフルエンサーマーケティング事業を行う株式会社Realiserを創業して2年が経つ。若い女性たちが持つ大いなるポテンシャルに懸け、やりたいことを自由にやれる今の時代だからこそ自分の一番の”好き”や ”得意”を活かして生きなければもったいない!という強い想いのもと経営をしている。詳しい会社の紹介はこちら。
インフルエンサーマーケティング事業から始めました。その次の段階として、「Rハウス」というインキュベーション事業に最も力を入れています。
弊社のインフルエンサーマーケティング事業は、インスタグラマーの方達が、企業のPRしたい商品とインスタグラマーが興味のある分野がマッチした時に、企業から広告費を頂くモデルです。それにより、インスタグラマーが好きなことでお金を稼ぐことができるような状況になってきました。
その次のステップとして、弊社では、副業を本業にしていきたいというインスタグラマーの方達の想いを受けて、インスタグラマーの起業支援や事業支援をやっています。
3つあります。1つ目は高校生の時に不労所得が欲しいと思い、投資家になりたいと思ったことがきっかけのひとつです(笑)高校生の時の投資家のイメージは、実際とはかけ離れていて「家でゴロゴロ寝ていてもお金持ちになれる」という、夢の職業でした。そのため、私もそのような夢の職業に就きたいと思っていました。
ですので、株の勉強ができる大学に行ったのですが、元手がないと始まらないことに気がつきました。元手はサラリーマンをやっていても、稼ぎにくい。そうなると起業かな、となんとなく思っていました。
また、女性向けのキュレーションメディアの「4MEEE」や「C channel」で働いていたり、自分自身もインフルエンサーとして少し活動をしていました。なので自分は「the 女の子業界」にずっと関わってきているので、起業するときにその業界で起業しようと思いました。
2つ目は、大学時代に、4MEEEでインターンをし始めたことがきっかけです。その時に、自分の「趣味」であるファッションや美容などが「仕事」になるとは全く思っていませんでした。実際インターンをして、自分の趣味が仕事になったことにものすごく衝撃を受けました。
また、インターンをしている時に、4MEEEが数億円で買収されて、社長が数億円を手にしました。それを見て、「え!?そういうのもあるんだ!」と思ったんです。その時、無意識に、そういう選択肢っていいなと思ったのかもしれないです(笑)。
3つ目は、子供の頃から、「仕事×可愛い」で生きていきたいと思っていたことです。世の中には、「才色兼備」や「文武両道」という言葉があります。この言葉が存在しているのは、どちらも持ちあわせている人が珍しいので、そのような言葉があるのでは、と思っています。
「ブロンド女子はオツム軽い」のようなイメージが世の中にはあると思うんです。そのイメージを払拭したいと思っていた時に、インターンとして体験をしたことで、「スタートアップのすごい人たち×女の子の可愛いのサービス」は立ち上げることが出来ると思うようになり、自分自身で起業しました。
個人的にはそうです。仕事は「スーツを着てパソコンの前に張り付くだけ」が仕事ではない時代になってきています。
仕事の種類が増えてきていると思っています。
私が趣味だと思っていた、ファッションや美容などが、すごく好きで、そのことに関するプロフェッショナルの子はたくさんいます。ですので、そのような子がビジネスに参入して、お金を稼ぎ、夢を叶えることのお手伝いをやりたい、ということはずっと思っていました。
インフルエンサーマーケティングをやっていたときに、インフルエンサーの方に「何を目指してるの?」と聞いたことがありました。そしたら、「自分でブランドを立ち上げたい」、「自分でカフェを経営したい」、「何か商品をプロデュースをしたい」、とやる気がある子はそのような夢があるということがわかりました。その時に、その夢を叶えることを一緒にできたらいいなと思い、インキュベーション事業を始めました。
それから、少しづつプロジェクト単位で、他の企業と弊社とインフルエンサーの三者で組んで、商品をつくりました。小さなプロジェクトをやってみて、上手くいきそうなものは事業化して今では1つの会社化しています。
この様な事例をもっと増やしていきたい!と思い、本格的にインキュベーション事業をしようという流れになりました。