the Entrepreneurライターが選ぶ成長企業50選vol2 Part1
ビルコム株式会社
the Entrepreneurライターが選ぶ成長企業50選vol2 Part1
ビルコム株式会社
新卒から3年間は会社につとめ、社長室に配属。米国赴任を経て、次の会社で広報宣伝を担当。その際、縦割りの広告業界に疑問をもち、新しいコミュニーションの創出を目指す。企業のマーケティング支援を行い、本当に価値あるものを消費者に届けることを目指す。
【会社詳細】
社名:ビルコム株式会社
URL:http://www.bil.jp/
新卒採用ページ: http://bilcom.recruitment.jp
私自身が社会人経験を経ていますのでそのメリットの方が大きいと感じています。
私は新卒から3年間で会社の仕組みや意思決定について経営者の間近で体感する事ができました。
事業をつくるだけであればもしかしたら学生でも出来るかもしれません。
しかし、私は会社経営において”永続性”を大事にしているので「会社づくり」を学べる社会人経験は起業における良い糧になると思います。
利害関係がないことに一生懸命になることがいいのではないかと思っています。学生時代の出会いは利害関係の生じない貴重なつながりをもたらします。
私自身、学生サミットというものを学生時代に運営していました。学生サミットを通じて出会った方々は今でも定期的にお会いしています。そういった関係性を築けるのは大学生時代ならではだと感じています。ぜひ利害関係のないものに打ち込んでみてください。
“未来は論じるものより作るもの”であると会社の行動指針にも掲げており、考えることよりも行動して形にしていくことを大事にしています。
営業と開発を循環させていくことを大事にしております。
一般的な開発のイメージはプロダクトアウト型だと思うのですが、私の思う理想形は顧客の声を元に開発がなされる事です。当社では“顧客の欲求からスタートする”という行動指針を掲げており、営業で得たお客様の声を開発に生かしていくという循環を非常に重要視しております。
社員からは情熱的だと言われます。高い理想と志をもち、社員を鼓舞することで全社の水準をあげることが私の役割でもあると思っています。
現状予定はないですが今後上場する可能性はあります。
当社ではIPOは資金調達政策の一種であると考えています。今後、資金調達が必要なフェーズに達したときにIPOも選択肢のうちの一つに入ってくると思います。
一方で当社は上場水準で経営をする事を大事にしています。
これは「会社は公器である」という考えに基づいており、月一回の取締役会や社外取締役・監査役の設置など管理体制を整備しております。
当社のビジョンは「世界をより感動的な社会にする」ですので海外展開も当然視野に入れています。今後、海外展開に踏み切るときは差別化優位が明確になったときになると思います。
というのも実は当社は2011年頃に海外に展開した経緯がありました。しかし、競争優位が図れていないと判断し、撤退しました。
進出は簡単ですが勝てるビジネスにするのは難しいことです。そのため差別化優位の明確化をすべきだと思います。
圧倒的に勉強と仕事の時間が多いです。
週1日は仕事、もう1日は勉強で休日を過ごしています。日々の過ごし方について、私は一ヶ月単位で自分の行動の工数管理をしており、それに基づいて休日の過ごし方を決めています。
パッと思いついたのは渋沢栄一さんです。
思考における利益と倫理のバランスがよく、自分の理想像に近しいからです。会社の経営や統治においては目的と制約条件が必ず存在します。渋沢さんはその目的と制約条件をどちらとも重んじている方だと認識しております。
当社は基本的にチーム型経営を心がけています。
組織体制をしっかり構築してトップダウンとボトムアップのバランスを整えています。ともすれば私の影響力が強くなってしまう中で一枚岩の組織をつくるために日々努力しています。
「超努力」をすることが大切だと思っています。
経営をするときには3つの「無」=「無理・無茶・無謀」なことに次々と直面します。それを乗り越えるためにはハイレベルな精神力と体力とスキルが必要です。これらは一朝一夕で身に付くものではないので日々「超努力」をしていかなければいけません。
学生時代にしか出来ないことを一生懸命に取り組むことを大事にしてください。一瞬一瞬を大切に、そしてたゆまぬ「超努力」を日々していくことです。頑張ってくださいね。