地域文化を世界に発信
早稲田大学文化構想学部「世界市」代表 / 山口拓也
今回取材をさせて頂いたのは、早稲田大学文化構想学部山口さんです!
世界一周旅行を経験し、そこで学んだ経験から現在は1万人規模のフェス「世界市」の開催などを手広く手掛けていらっしゃいます。
春からは1ヶ月就活の事業も開始予定の注目度の高い方です!
是非、ご覧下さい!
早稲田大学文化構想学部の山口拓也です。大学2年の夏にインドに一人旅に行って3年生では世界一周に行きました。現在は世界一周団体「TABIPPO」でイベントを開催したり、「世界市」というイベントを開催したりしています。
高校受験の時期に行きたい高校が全くなく、どの高校に行っても変わらないと思っていました。元々負けず嫌いなこともあり、少し成績がよくて威張っている人を抜かしてやろうと思い、勉強はしていました。特に目標もなく勉強を続けて、偶然入学したのが早稲田大学本庄高等学院だったという感じですね。
目標もなく入ったので、1年生のときに辞めたいと思うようになりました。受験をすることは好きだったので、大検を取って大学受験をしようと考えていました。ただ、住めば都という感じで、バイトや海外旅行で楽しむようになりました。2年生からはラグビー部に入ったり、3年生でバンドを組んだりしました。
当時は軸がないわけでは無かったのでが、色々なものに手を出していましたね。
中学3年の頃から小説家になろうという気持ちがありました。当時大学生だった著者が書いた「蹴りたい背中」という本を読んで、これで賞がとれるんだ、小説家って楽だなとて思っていました。
後は単純に作るのが好きだったんです。人の下について色々な事をするのが苦手なタイプなので自分自身で生きていく小説家に興味がありました。とにかく何か作るものを学ぼうと思って文化構想学部に入学しました。
入学後、仲の良かった友達が広告研究会の新歓に行くというので、興味はなかったもののついていく事にしました。そこで見たCMやポスターが凄くカッコ良くて、そこから興味を持つようになりました。
広告はターゲット、クライアントがしっかりしていて、人に伝えるためのものです。小説家になるのは辞めて、広告の分野でクリエイティブを発揮したいと考えて広告研究会に入ることに決めました。
広告研究会はポスター、ウェブ、映像、マーケティングの4つの分野にわかれていて、私はポスターの部門に所属していました。それに加えて、夏に早稲田祭でイベントがあり、運営に携わっていました。イベントのリーダーをやろうと思ったのですが、途中で投げ出し、その後は広告研究会から心が離れていきました。
当時からつけ麺屋さんでアルバイトをしていたのですが、飲食業界の奥深さを、身をもって感じました。飲食業界は広告の打ち出し方がイマイチなところが多く、逆に可能性があるように感じました。そこから、新しい飲食店、テーマ性のある飲食店を作るのが面白いなと感じるようになりました。ただ、どうやって飲食店を開店する資金を集めて良いかわからず、断念しました。
インドに行ったら人生観変わるよ、とバイト仲間に勧められてインドへの旅を決めたのもこの頃です。
人生観こそ変わりませんでしたが、世界の視点で物事を考える力が身につきました。
世界への興味も大きくなりました。インドへの旅をきっかけに、海外で日本の飲食店をやってみたいと思っていましたが、まだまだ海外経験が少なかったので、世界を回ってみることにしました。世界1周航空券という30万円ほどで世界一周をできる航空券があり、その他費用を合わせても100万円程で世界を回ることができるというので、世界一周を決意しました。