起業は通過点。大事なのはその先
easy living / 根本 あゆみ
「学生時代は本当によく遊んで、勉強は全然していませんでした。ですが、学生時代に友人とよく遊び、人との接触が多かったからこそ、人と人との繋がりの素晴らしさを感じることができたと思います。」そう語るのはeasy living ハートコンディショナーの根本あゆみさんです。
昔から人との繋がりを大切にしているという根本さん。「学生時代は不況と言われる社会に出るのが怖かった。ただ、不況な世の中だったからこそ、ハートコンディショニングという自分が本当にやりたい事にチャレンジできたんです。」と根本さんは言います。そんな根本さんに学生時代のお話と今後の展望をお聞きしました。
学生時代の私は勉強もせずに友人と遊んでばかりいましたね。
部活にも入っていませんでしたし、授業もあまり真面目に受けていませんでしたので(笑)、アルバイトをしながら本当によく遊んでいました。高校卒業後は職業訓練校という国や県が運営する学校の建築科に1年間通いました。
学生時代はよく遊んでいましたので、必然的に友達、家族などと一緒にいる時間が多かったです。
そして、その中で「人と人の繋がりって良いなぁ」と感じました。私はアルバイトでもコンビニやスーパーのレジなどの接客業のような、人と関わりの持てる仕事が大好きでした。高校卒業後に建築を一回勉強したのも、人が一番安心できるのは家庭、つまり家だと思って建築を勉強しました。
家庭が温かいと人は穏やかに生活できますよね。どれだけテクノロジーが進んでも、最終的にそれらを使うのは人です。 高度な技術を覚えたり、テクノロジーを使いこなす等のモノと人との関係も大事ですが、やはり一番大事なのは人と人の関係だと思います。
そのような考え方は学生時代に培えたことですし、これからも大切にしたい考え方です。
学生時代に勉強していなかった物事の道理、政治、歴史などは、勉強しておけば良かったと思います。
勉強は机で学ぶ勉強と、体で体験して学ぶ勉強があります。どちらの勉強も必要ですが、私はどちらかというと体で学ぶ方だったので、いわゆる机での勉強を、「もう少ししておけば良かったのかな」と思う時はありますね。
ただ、その二つを両立することは当時私にはできなかったと思いますし、学生時代は学生時代なりに頑張っていたのだと思いますし、そういう意味ではあまり悔やむ事はありません。
業訓練校を卒業した後、2年位はアルバイトをしていました。
その時期にたまたまTVで見た、リフレクソロジーという職業に憧れ、それを学ぶために上京しました。学校ではなく稽古スクールでしたので、3カ月間位はそれについての勉強をし、その後はすぐに働きましたね。その仕事を5年間位務めている中で今の仕事に興味を持ちました。
興味のある事はあったのですが、求人広告を見ていてもなかなか自分のやりたい仕事が見つからなくて。仕方ないから誰かに「君良いね」と自分を発掘してもらえるような、そんな人になろうと決めたんです。
それから2年後位でしょうか、自分の興味ある分野やもっと学びたいと通っていたセミナーで、偶然自分のやりたい事をやっている人とで出会いました。その方を友人に紹介して頂きお話する中で、「私でも起業できるかもしれない」と気づきました。自分の興味のあることや好きな事を今ある仕事の中から探すのではなく、自分のやりたいことを仕事にできるんだと思えたのもその頃だったと思います。