今に感謝し、自分のルーツ(過去)を見つめれば、おのずとオリジナルな未来の道が見えてくる。
こども未来プロデューサー / 小笠原舞
「大人たちが自分自身を磨き続け、成長を止めないこと」と、「子どもを一人の人間として大人同等に捉え、彼らの意見を聴くこと」が大事だと考えますね。
それは本当にそうでしょうか?
私は、そういったことは各家族で話し合って決めるべきものだと考えています。例えば、学習塾とかがわかりやすいと思うのですが、周りの皆が塾に通っているからといって、学習塾に自分の子どもも通わせるといったケースがよくありますよね?それって本当に自分の子どもの為になっているのかと考えると私はそうではないと思うんです。
子どもの自発的な「やりたい!」があるのかどうか、それが大事だと思っています。親の通わせたいも悪くはありませんが、子どもがどう思っているのかを忘れがちな大人が多いのではないでしょうか?
さらには、知らず知らずのうちに、親の価値観を押し付けてしまっていて、もしかしたら、子どもは本音を言えないという状況に陥ってしまっていることもあるかもしれません。そういった状況に根本的から気づいてもらうために、asobi基地という場を提供していこうと決意したんです。
そうです。
親にも子どもにも、更にはこれから子どもを持つ、であろう若い人達にも来てもらいたいですね。大人は無意識に大人=人間という概念ができてしまっているので、「子どもってこんなに泣くのか」とか、「ずっと動いてるんだな」といった人間=子どもの基本的なところを忘れていることが多いと私は思っているんです。そういうところを気づかせるという点でもasobi基地は非常に意味があると思います。さらには、ありのままの我が子を見て、どのように向き合っていくか専門家に相談もでき、子どもも大人も自分らしく成長していける場にしています。
先程の返答と重複する部分もありますが、昔は近所のおばちゃんやちょっと先輩のママが身近にいるリアルなコミュニティがたくさんあったと思います。方で、現在は隣に誰が住んでいるかもわからない、昼に旦那も仕事でいない、外にも出られず、家の中に母と子どもだけという状況が多く見受けられます。子どもに関する情報はネットに溢れています。もちろん、それで助かっている人もいますが、それらは一事例に過ぎず、自分の子どもにそのまま当てはまることばかりではありません。
逆に、自分の子どもを他の子どもと比べてしまい苦しんでいるお母さん達もいるのが事実です。
私はそういう人達の助けになれたらと思っています。だからFace to Faceのリアルにこだわり、1人ひとり、大人と子どもとに向き合いたいんです。 社会や地域、みんなで子育てをするリアルなコミュニティにasobi基地がなれたらいいなと考えています。全国的に展開していければ、どんな家庭のお母さんや子どもにもフェアにアプローチしていけると思っています。
今はカフェで行っていますが、様々な場所とコラボしてasobi基地を作っていきたいです。
例えば、休日に会社のオフィスを借りたりして社員に自分達の子どもを連れてきてもらって社内の人達に向けて子どもについてのセミナーをやってみたいです。子どもがいない若い社員にも子どもに直接触れ合いながら、人間がどう成長するか知ってもらい、将来のためにつなげてもらいたいです。