今に感謝し、自分のルーツ(過去)を見つめれば、おのずとオリジナルな未来の道が見えてくる。
こども未来プロデューサー / 小笠原舞
保育士の立ち位置を根本的に変えていきたいですね。日本の教育にかけられる費用は、他の先進国に比べとても低くなっています。幼児教育はさらに低い。人格形成がなされる0〜6歳の子どもが育つ環境の 大事さを日本はもっと理解し、国の未来をつくる人材育成として、もっときちんと考えるべきだと思いますね。上辺だけの仕組みではなく、現場をちゃんと見て、日本という国の子ども観を考えてほしいです。
保育士って「子どもと遊べていいね」と言われがちですが、もちろんそれだけじゃありません。周りの子のことだったり、その子にとって一番合っている物事を探したり。子どもにとっては一瞬一瞬が本当にかけがえのない時間で、その場で多くのことを即座に判断しなければならないことがたくさんあります。考えることは山ほどあります。そういう力や、多くの子どもを見ている経験はとても貴重で、保育士が持っている知識って素晴らしいものなんだよということをわかってほしいです。社会における保育園や保育士の存在理由や存在意義というものを、もう一度問うべきだと強く感じています。
私の目標は「すべての人が子どもを育てるということを楽しみ、社会みんなで子育てができるような日本を作っていくこと」です。そのためにこども未来プロデューサーである私の役割は、子どもと大人の間を繋ぐということだと考えています。具体的には、子どもの気持ちを代弁したり、逆に親の持っている子どもの悩みを解消していき、子どもにも大人にも、よりよい環境・社会を整えていくことです。
自分のルーツを探るとかってよく言いますが、学生のうちに「自分が今ここにいる」ということまでの原点を振り返ってみることをして欲しいです。そうすれば、今より自分のことを客観的に見ることができると思います。
例えば、それをすることで就活の時に自分の強みや弱みを自分で把握できていて、それを上手く伝えられれば、それだけですごいことですよね。だからこそ、自分にもっと向き合って自分をもっと知って、ありのままの自分を好きになってほしいと思います。そうすれば、生まれて来れたこと自体に感謝できて、その先どんな小さなことでも感謝できて、自然と自分に幸せが舞い込んで来ると思います。 あとは周りの方々全員に感謝できる人がビジネスでも成功できるんじゃないかなって思いますね。子ども達の為にもそういう大人が増えていってほしいです。
でも、自分のやりたいことっていうのを振り返って考えた時に何でこれがやりたいのかって言われると、結局自分が中心なんですよね。自分が子どもを産んだ時に、今私がこうしたいと思っているような世の中になっていたら、絶対に子育ても楽しいだろうなと思い、日々行動していますし。自分が子育てをするときに私が思い描く環境で子育てをするのと今の環境で子育てをするのだったら、当たり前ですが、絶対に前者が良いはずです。
今はそういう社会(=私がいいと思っている社会)にするために活動しています。それが結果的に社会貢献と言われたり、人のためになっているだけです。どうせやるなら、誰かのためになったほうがいいですから。 私は今やりたいことをやっています。だからちょっとの失敗でやめたりはしません。ビジネスでもなんでも、本当にやりたいことを考えてやっていくことの方が本当の意味で持続可能なのではないでしょうか。
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