死に物狂いで生きて下さい
株式会社Kaien / 鈴木慶太
10月からの予定です。プログラムにあたっては行政と諸々調整する必要があり、「Kaienさんは前例がないから・・・」と説明に苦慮することも多々有ります。でも、これは実績を作りつつ乗り越えていくしかありませんね。信頼を獲得していくように頑張っていきます。
障害者雇用は法律で定められているもので、企業のコンプライアンスとして、障害者手帳保有者を全従業員の1.8%雇用することを義務付けたものです。一般の労働者よりも配慮された職場で働くことができます。
この制度は良い面も悪い面もありますね。良い面で言うと、障害者の雇用が間違いなく促進された事です。
ただ課題面で言うと「障害者手帳」を持たせる所です。「あなたは障害者です」という形で白か黒にわけてしまう。この事は個人的には非常に疑問を抱いています。
僕が自分の子供が自閉症と診断された時に凄くショックを受けた。その事実が恥ずかしかったんです。何でショックを受けたかというと、自閉症とか障害者というと、将来がどうなるかわからないという不安があったんです。そのイメージを少しでも払拭したいと思っています。
そしてもう一つは、自閉症であったとしても、優れた所を活かす事ができれば世の中で活躍できる人がいる事を証明したかった。実際、職業人として高いレベルの方が非常に多いんです。
ただ、そうは言ってもビジネスなので、自閉症スペクトラムのオールスターを集める形になるかもしれません。でも、自閉症の方が社会の中で大活躍する事に よって、今までスポットがあたらなかった人に対する関心も高まる事に繋がると思います。たとえKaienのモデルでなくても、「自閉症とはこういうもの だったんだ」という理解が広がって欲しいんです。
その為には、企業として利益を出していかなければなりません。資本主義の土俵でやっていける所を見せていかないと駄目だと思っています。
NOですね。必要条件ではないと思います。そもそもMBAは大企業で働く人がスキルを磨く場所です。MBAに行けば起業するヒントがあるわけではありません。 僕の経験もそうですが、起業家は基本的には地べたを這いずりまわらないと駄目ですから・・・。
スタートアップ向けもありますが、そもそもMBAに通う為には結構な時間とお金を投資をします。その投資を回収する為には、結局サラリーの高い投資銀行等に就職する事になります。という事は、MBAの講義もニーズに応える形で大企業向けの内容になります。
ベンチャー向けの講座もありますが、教授も、卒業して2〜3年勤めた後起業する事をとすすめています。
人です。圧倒的に魅力的な人がいます。1〜2年キャリアを中断する上に、費用がすごく掛かるので、それなりのマインドを持っている人が集まります。普通に 会社勤めをしている限り、絶対出会えないような刺激的な出会いがありました。業種も非常に多様です。「ノブレス・オブリージュ」じゃないですけど、エリー ト意識が高い人が集まっています。リーダーとしてついていきたくなるような人です。
そうでもないです。英語ができない人は勉強すると思いますが、そもそもMBAの理論なんてその辺に本が出てるじゃないですか。勉強よりむしろ、クリエイティブに自分たちでプロジェクトを立ちあげてそれを実行することが多いと思います。 ガリガリと勉強をするイメージは、日本人が植え付けた印象操作だと思います(笑)
自分の大学時代はもったいなかったという反省を込めてお伝えすると、時間を有効に使って、死に物狂いで生きて下さい。自分が考えた事をぜひ実行に移してく ださい。叩く人もいると思いますが、批判もしてもらえるうちが華です。自分が面白いと感じる事を信じて突き進んで欲しいと思います。