シンプルに考え続ける事
株式会社 アークウェイ / 森屋 英治
有限会社で最初始めまして、自宅で会社を興しました。ただ現実はものすごく厳しくて、なかなかうまくいかなかったんです。ですが、 「夢を忘れないようにしよう」ということはずっと思い続けてきました。夢は踏み絵みたいなもので、たまに確かめなくちゃいけないんです。調子いい時も調子悪い時も必ず岐路がくる、壁にぶつかる。そういう時に「自分は何がやりたかったんだっけ。」と考え直して軸がぶれないようにすること気をつけています。 私が様々な社長会に出て悲しく思うのは、社員数を増やすことや、売り上げをアップさせることだけが目的だという社長さんが一定数いるんですよね。もちろんある程度、そういった尺度があることは必要だと思いますが、世の中をよくするためのビジョンを描きそこに向かう会社を会社の社長が増えればいい社会ができるのではと思います。
起業すると必ず運命を感じる時があるんですよ。たまたまそこで人に会ってビジネスが生まれたりしてね。でも、「たまたま」じゃないなってわかるんですね。偶然という名の必然と言うことがあるんですよ。それが起業して面白いところですかね。
5年以上存続しているということは世の中に必要な会社なんですよ。夢は無限ですけど、経営は5年が限度ですね。5年間ずっと赤字だと駄目でしょう。世の中に必要なものを作って、必要な分だけお金をもらうということが一番企業として重要なポイントです。 よく自分が会社の部品のように感じられている方が多いと思うんですけど、自分が選んだ会社と言うのは世の中の役に立っているわけですから、その中で働いているということは自分も世の中の役に立っているんですよ。社会・会社・個人の繋がりなんです。自分のエゴで会社を始めたとしても、結局社会に貢献していけない会社は、社会から淘汰されて無くなってしまうので。それが自然の摂理ですね。会社にも自然の摂理が働くんですよ。必要ないものは淘汰されて無くなる。ですから私たちも何か社会に意味を与えられないといけないんです。この場合の意味と言うのは存在することそのものです。自分を全うする。人間は最初は人に教わりながら生きていきますが、だんだん教える側になる。最終的には教わらずに教えるだけになりますよね。それが究極の社会貢献だと思うし、そうなりたいですね。