人こそ企業の財。何をやるか、よりも、誰とやるか、を重視しています
パスクリエイト株式会社 / 飯原崇暁
いわゆるSEOもですが、弊社ではリスティング広告を中心に事業を進めています。
アイデンティティとして、ネット屋ではないということが大きな特徴ですね。
私らは、事業を推進するために集客がどうあるべきかという問題解決の視点からウェブマーケティングをしています。
例えば、SEOに力をいれている会社があるとします。その会社が営業する場合、多くは自社の強みであるSEOを全面に売り込みますよね。
しかし、私が目指したいのは、お客様のニーズを的確に伺い、本質的な解決策を模索する中で自社以外のサービスが問題解決に貢献するならば、それを自然と提案・ご紹介できるような対応を目指していきたいんです。
そうですね、そういう思いは強いです。コンサルタント出身ということもあり、問題解決という点にフォーカスし、論理的なアプローチを通じて問題解決をするという面では他社には負けないと自負しています。
また、強みとしては、「やれ」と言われてやるのではなく、自分がクライアントのためにやりたい、このメディアを日本一にしたいなど、熱い想いを持って主体的に仕事に取り組んでくれる仲間がいることだと思います。
私の考えでは「企業=人」であり、「人」を何よりも重要視しています。
やはり、企業というのは人で成り立っているんですよね。
「財」という字にして、字を見る度に「人こそ財(たから)」なんだということを思い出すことを自分に課すためにそのような字をあえて使っています。
勿論、それはありますし、しっかりと言うべきところは言います。
それは何よりもメンバーのためであり、しっかりとそういう意図を共有することが重要だと考えています。
持論ですが「人財の成長の場を提供することがベンチャーの一つの役割である」と思っていまして、社員は長く働きたいと思ってくれていると思いますが、独立や転職したいという人が、もしいたとしてもその人を絶対に気持ちよく送り出したいんですよね。
例えば、パスクリエイトから送り出した人財が別の企業で「○○君、すごい優秀だね。どこでそういうスキルを身に付けたの?」と聞かれて、胸を張れるようになって欲しいんですよね。
それは見返りとかそういう問題ではなく、社会とはそうあるべきだと思います。この会社が潰れたとしてもその人自身は生きていかなくてはならないし、市場価値というのを常に意識して持っていて欲しいんです。その市場価値というのは、この会社がなくなっても私が死んでも、誰も奪えない。そういう無形の価値というのをこの会社を通して、身につけて欲しいです。
私は、優秀な人財が、世のため人のために自分の能力を遺憾なく発揮することに生きがいや喜びを感じることが出来て、かけがえのない人生の時間を過ごすステージだと会社を思って欲しいと思っています。その意味で、そういう制度によって会社での時間がより快適になればいいなと思っています。
私、すごく神経質なのかもしれませんね(笑) 会社の中で定めているクレドの中に、「これで良い、これが良いではなく、こうでなくてはならないという仕事を行います」という一言があります。この一言に意味的には近いと思います。 あと、私のすごく好きな言葉に、「神は細部に宿る」というのがあります。 例えば、AppleのiPhoneにしても、裏側も表と同じように非常に精度が高く細かく作られています。そういうのが、ものづくりに対する姿勢の現れだと思うんですね。自分の理想に対してどれだけストイックにこだわれるかが重要だと思います。