人こそ企業の財。何をやるか、よりも、誰とやるか、を重視しています
パスクリエイト株式会社 / 飯原崇暁
一番は、この会社を「時代とともに生成発展していくような組織」にすることですね。
一個人の寿命を越えて、長きに亘って価値を生み出し続け、社会から必要とされ、優秀な人財が自然と自らの人生のステージとして選んでくれるような、そんな会社を遺したいと思っています。
まずは、この会社を潰さずに強く継続させること。
あとは、人財がすべてですから、優秀な人財が集まり、そこで成長してもらえるような環境を提供すること。
また、働く人が自分のやりたいことだとか、社会のために役立つことをしっかりと継続的に出来るように環境を整えることだと思います。
それぞれの事業にお客様はいるので、お客様のニーズや、なりたい姿のために問題解決をしたいというのが共通する思いですね。
そう言うとカッコいいんですけど(笑)
実際は、ベンチャーだから色々な事業をやってきました。やってうまくいった事業だけが残ったというのが本音です。
カッコよく「こういうニーズがありこういう思いで事業を興してうまくいきました」と言いたいですが、実際は全然逆です。
私を含め、様々な失敗をしている経営者の方々は多いと思います。
やってみて利益が出て、継続できたものが残っているというのが現状ですね。
但し、事業を始める前に会社の理念や方向性と合致しているか、利益が出た後もまっとうな事業なのか、常に自問自答し、自制することも重要です。
食べるためだけの仕事ではなく、尊厳をもって生きるための仕事だと思っているからです。
そうです。今でも10個のビジネスアイデアがあって成功するのは1個あるかないかだと思います。
何ヶ月もかけて制作したサイトが全く利益を生まないまま実質閉鎖になってしまったとか、そういう失敗がたくさんありますよ。
軸がぶれていないかは、分かりません。
正直な話、私はただ目の前のことに精一杯だっただけなんです。
私の場合、この会社を強く継続させることが大前提で、自分は言い訳出来ない環境で自分を試したいという思いがあってこそ起業をしているので、お客さんのために事業を継続できるよう目の前のことを真摯に一生懸命やってきたからというのが一番大きいと思います。あとは運にもとても恵まれていると思います。
長期的な目標としては、私が退くときに会社として、社会で求められていることを選択し、事業を通じて世のため人のために社会貢献ができ、そしてそういう会社で働きたいと思う優秀な人財が自然と集まってさらに社会貢献が出来るというような正のサイクルが回るような組織を作りたいと考えています。
もっと短いスパンでいうと、パスクリエイトがこういう思いで事業をやっているということが社会に認知され、お客様がお客様を呼び、人財が人財を呼ぶような組織作りを目指したいです。
特に20代の頃というのは特に感じにくいと思いますが、人生は本当に有限なんです。
人生は本当に短い。20代の人も仕事をする期間はあと35年くらいじゃないですか。その期間というのは本当にあっという間に過ぎてしまう。
私たちは毎日死ぬ日に向かって一歩一歩進んでいるんです。
だから自分の命の使い方というのを一度立ち止まって考えて欲しいなと思っています。今の日本人は他の国々と比べてハングリーじゃない人が多いなと私は感じていまして、もっと自分の高次の欲求というものに従うべきなんじゃないかと思っています。
後悔のない時間の使い方、命の使い方を考えることが重要です。
あとは、現状に満足せず、現状否定、自己否定を徹底して欲しいです。自分を否定して、自分を磨いていって欲しいなと思います。