やるなら全部捨てる
株式会社coco代表 / 高橋俊介
いいと思いますよ。ただ「やるなら全部捨てる」べきです。そもそも起業すると言うのは、決して簡単なことではなく、スタートアップというのは、その中でも1番難易度が高く1番リターンが高いんです。30代くらいのベテランの大人も蹴落としていかなければならない世界です。たまたま出来てしまった人もいますが、学校に行きながら果たして出来るのかと思いますね。
何を目指すかで今やるべきことは全然違ってきます。例えば、Twitterで1年以内に5000、5年で100万フォロワー目指す人がいたとします。5000の人が目の前のフォロワーを増やすためにフォローを繰り返すという方法を取るのに対して、100万を目指す人は有名人になるために自分磨きをするといった、別のことをしなくてはならないのです。高いフォロー数という一見同じ目標でも、やることはかなり変わります。だから、色んな成功者の言葉が世の中には溢れているけれど、何を正解にして何を不正解とするかが全然違ってくるわけです。ここでは高さの話をしましたが、ベクトルの問題もあって、孫正義を目指すか、イーロン・マスクを目指すかで全然やることって何か違うと思います。僕がどうしたいかって時に、孫正義ではなく、イーロン・マスク的な感じでありたいんです。みんなにすごいというのは当たり前で、誰がどう違うかしっかり定義できないと、そこには到達できないと思います。そして、しっかりとNOを言うことです。他の人は正しいって言おうが、要は1000億を目指すなら、10億や100億のやり方が正解だって意見には、NOと言わなければいけないんです。
一般的なことに逆らうことって、どんどん味方も減っていくし、孤独になっていくしで、嫌なことしかありません。基本良いことはないので、大変ですね。 学校やめて起業するって、ネガティブでリスキーな選択肢は、誰もオススメしてくれないんですよ。誰も後押ししてくれないから、自分で決めなければいけません。