感覚値を上げよ!
シナプス株式会社代表取締役 / 田村健太郎
収益が早く立ちやすいサイクルの事業モデルや営業力だけで収益を上げられるモデルを選択しなかったことは大きな間違いであったと思います。受託開発であったり、無料のサービスでユーザーさんを集めて後で収益化するような長期的な事業モデルを選択していたことは、「時代と全く合っていなかったな」と思います。
当時、インターネットバブル期のサービスをたくさん見てきましたし、そういったサービスをやられている先輩も多かったんです。彼らに憧れて事業を決めてしまったのが、今となっては現実を見ることが出来ていなかったと思いますね。
僕らは「あらゆる人が自分の好きなコンテンツをちゃんと前のめりに楽しめている」世界を目指しています。オンラインサロンはそのための一つのサービスです。様々なコンテンツをこのサロンで扱っていく中で、サロン以外のサービス提供方法を含めて、コンテンツに関する全てのレイヤーを担当していきたいです。
良質なコンテンツを持っている人たちの発信活動をトータルで支援していくことで、良いコンテンツを作る、あるいは発信する環境に専念出来るようにしたいです。
コンテンツが届くまでにはコンテンツを作る方、サポートをする編集者の方、流通させる、あるいは販売をする方がいます。その中で、今の所オンラインサロンでは配信をする部分のお手伝いをしています。
これからは、コンテンツの届け方にアドバイスをする編集者の役割を担っていったり、コンテンツそのものを作るお手伝いをしていくことになるかもしれません。コンテンツを享受するユーザーさんとコンテンツを発信する方を繋げる活動であれば全てやっていきます。
好きなものに関して、調べたりなにかアクションを起こすことは全く苦になりません。非常に初動のパワーが出やすいんです。また、もともと好きなものはある程度知識を持っていると思うので、アドバンテージにもなります。これらがメリットですかね。
逆に、好きなものを仕事にすると、それを単純に楽しむことが出来なくなります。仕事とそれ以外の区別がつかなくなることを僕はポジティブに捉えていますが、好きな分野を趣味に出来なくなるので、片手間でやるぐらいなら手を出さないほうがいいと思います。
学生の方から見ると起業家はすごく特別な人に見えるかもしれませんが、あくまで「生き方としての一事例だな」ぐらいに思えばいいんです。
「そこまで客観視できないよ」と思うのであれば、一度業界に飛び込んでみるといいと思います。飛び込んでみて業界に対する感覚値を上げていくことで、起業家もわりかし普通の人間であることがわかると思うし、自分で起業しようという気にもなってきます。 外から眺めていて「すごいなあ、いつかは自分も起業してみたいなあ」と考えているなら、前のめりにアクションをしていくことをお勧めします。
田村さんが運営されているSynapse(シナプス)はこちら→ http://synapse.am/
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