自分のやりたいことやったらいい
連続起業家 / 家入一真
今回のインタビューは、家入一真さんです!
株式会社paperboy&co. ファウンダ―
株式会社パーティカンパニー 取締役会長
株式会社ハイパーインターネッツ 代表取締役
など、思いついたアイデアをすぐカタチにしてしまう、まさに起業家。
今回はアイデアの出し方から、リスクに対する考え方まで、家入さんの「起業観」を伺ってきました!
「場所作り」というキーワードで一貫して活動しています。
具体的な現在の活動としては四つです。カフェ、スタートアップへの投資、CAMPFIREというマイクロ・パトロン・プラットフォーム、そして自分自身クリエイターという側面もあるので何かを創る。シェアオフィスも最近興味がありますね。
とにかくネットとかリアルとか関係なく場所を作るということですね。
人が集まる場所が好きなのかな。それで自分自身も遊べて、みんなもわいわい出来る場所は単純に楽しい。
後、自分は昔絵描きを目指していたのですが、諦めたんです。だからやる人ではなく応援したいという想いがあるのでしょう。僕が場所を作って、そこでみんなに表現してほしい。株式会社paperboy&co.(以下ペパボ)もそういう場所ですよね。
普通なら遊びの枠は趣味で埋められるのでしょうが、僕は趣味がないですからね…。ポーカーを少しやるぐらい。それに「仕事している」と感じたことはあまりないんです。月並みな言い方ですが、仕事が趣味なのでしょう。
それから僕は一人でこもっている時にアイデアわかないんです。人と会って、話してる時にアイデアが出る。こうやって人に会う事自体楽しくて好きだし、それが仕事になっています。
元々パクれるアイデアならすでに誰かがやってます。それにパクられる前にやらなかった自分が悪い。
そうやって心配する人ってたくさんいますけど、そもそもパクられることを心配するほどいいアイデアか?と思います。パクられるならそこまでのアイデアでしかないんです。
僕は「何をやるか」より「誰がやるか」が重要だと思う。同じアイデアでも誰がやるかで価値が変わるんです。アイデア自体に価値はないと思います。だから心配してないで、twitterでアイデア言って、磨いていきましょう。
相方というか仲間のおかげです。自分自身がふわふわしてるので、裏でしっかりと形にしてくれる人がすごく重要です。
こういう人がいてくれることで僕も他の活動が出来るんです。もちろん活動すると言っても何も考えずにやってるのではないですよ。他のビジネスに活きてきたりしますから、意識的にやっているんです。
例えばカフェをやることでペパボでは得られないような出会いがたくさんありました。そしてそれが実際にCAMPFIREに活きているんです。
空気を読まない人ですね。一般的には空気を読むことが重要だと言われますけど、面白いことやってる人は空気を読めないですね。もう先天的な病気みたいなものなのかな。
読まないからこそ誰も思いつかないような面白いことが出来るし、周囲の声を気にせずに出来る。一般的に「痛い」と言われる人が実は面白かったりすることがよくあります。
僕はそこまでいきつけないですね。だからそういう人が羨ましいし、好きですね。
空気読まないやつが結婚式でやばいこと言ったり、カンファレンスで会場が凍りつくようなこと言ったりする時に、僕は一人で笑いこらえてます(笑)
僕自身無いから何とも言えないけど(笑)
でも僕がいつも思うのは、0からのアイデアは難しいけど、すでにあるものを「こうしたら面白いのでは?」というアイデアなら出せるんじゃないかということです。僕の場合はそうやってアイデアを出すことが多いです。元になるアイデアは身近なことや、くだらないことでいいんです。
例えばこの前つぶやいたのですが、人間のご飯を食べることと排泄する方向が反対だったら、トイレは焼き肉屋の排煙機みたいな吸引する形になっていたのかな、という感じです。
どんなことでもいいから考える癖をつけることじゃないですか。そうすれば、いざ何かやろうと思った時にうろたえずに済む。
後、ペパボのアイデアでもレンタルサーバー自体はすでにあったものです。でもそれは男性向けでした。ネットでブログでも何でも表現したい女性はいるはずだから、女性向けにしたらどうかというのが出発点でした。
元々あるものに何かを加えて、面白いものにするということですね。これなら誰でも出来る発想法なんじゃないですか?見せ方を変えて別物にしちゃうんです。