自分でレールを敷く人生
株式会社レアジョブ 代表取締役会長/ 加藤智久
一新塾の講師の方々に「どうしてそんな風になれたのですか?」と尋ね回っていましたね。
そうすると、だいたい20歳前後の時に何らかの体験をしていることが分かってきました。例えば冒険家になった人は、20歳前後の時に極地に冒険旅行をしたところ非常に神秘的な経験をして、その経験を沢山に人に伝えたいと思うようになり冒険家になりました。
もしくは政治家の小池百合子さんであれば、エジプトに留学した際に国内の動乱を目の当たりにしたことで政治の大切さを実感したそうです。しかし、政治家へのツテは何もなかったため、ニュースキャスターとして有名になることで政治家への道を切り拓くことに成功しています。
私も「20歳あたりには何か大きな経験をしておきたい」と考えるようになり、大学に入った後は新しく会社を立ち上げようとしていたベンチャー企業の社長の下で1年半ほど起業に携わりました。私自身はあくまでイチ社員だったのですが、皆と一緒になって何かを作っていくことは、とても楽しいものだと思うようになりました。この経験により、私も「自分で事業を立ち上げたい」と思いが強くなりました。
私は一新塾に通っていたことで、起業して上手く行くために「今の自分には何が足りないのか」を早いうちから考え出すようになっていました。
そして19歳の時からベンチャー企業で働き始めて、実質8年間の起業準備期間を経ての起業をしています。そういった意味では、初めから自社サービスでスタートするには十分な準備ができていたと思います。
私の場合は学生時代にベンチャー企業で働いたことで、会社の立ち上げや必要資金の集め方、人材の集め方を学びましたし、その中で新規事業の立ち上げも経験しました。その後、ベンチャー企業の経験で能力として不足している点を大学で学んだり、個人的にアフィリエイトなどサイドビジネスのような事も行なっていました。
私はレアジョブを立ち上げるまでに、起業に関わる経験を一通り何度か経験しているので、ある程度見通しが立っている状態でレアジョブを始められることができていたように感じています。
自分が起業したことで「たくさんの人がチャンスを得る事ができている」のを感じました。例えば、海外駐在してみたい人は、私がレアジョブを立ち上げたことで夢の実現につながっています。フィリピンの講師たちもレアジョブで「日本人に英会話を教える」という仕事のチャンスを得ることで、学校に通えるようになった人もいます。子供と一緒に生活できるようになったという人もいました。そういった喜びの言葉を頂く度に、レアジョブによって世の中に少しでもチャンスを増やすことができていることがとても嬉しく感じます。私にとってはこれが起業の醍醐味だと思います。
「既に起業している人」もしくは「10代の学生で3人以上の仲間と一緒に会いに来れる人」の条件を満たしている人であれば、早朝に原宿で起業や経営について相談に乗っています。
詳しくはブログ参照>>http://ameblo.jp/netpipeline/entry-12062133027.html
現在、自分自身の学生時代に休学してインターンをしていた原体験から、学生時代に異文化で成功体験を積む経験をしてもらいたく、私が社長も兼任しているフィリピンにある100%子会社RareJob Philippines, Inc.で、長期インターンの募集をしています。
詳しくはこちら>>https://www.wantedly.com/projects/47976#_=_
レアジョブでは「Chances for everyone, everywhere.」というグループビジョンを掲げており、今後もこのビジョンの実現を目指していきます。
そしてまず「日本人1,000万人を英語が話せるようにする。」というミッションを何としてもやり遂げたいですね。
1,000万人の日本人が英語を話せるようになるには、現状のオンライン英会話サービスだけでは不十分です。効率的な学習方法を自分で見つけられる方であれば、レアジョブのサービスは非常に費用対効果の高いサービスとしてお使いいただけると思います。しかしインターネットで英語を学ぶことに抵抗がある方、英語学習の進め方が分からない方など、多くの方々にとってはまだまだ敷居の高いサービスになっているのも事実です。今後は英語学習が初心者の方やインターネットの知識がない人でも、誰もが英語を話せるようになるサービスを作っていきたいと考えています。
いますぐ何かをやってみるのが一番良いと思います。私のようにベンチャー企業にインターンするのも良いと思いますが、今の時代は個人でも様々な方法で事業を始められる世の中になってきています。必ずやり方はありますので、まず何かを始めてみましょう。 きっと初めて取り組むビジネスでは自分の稼げなさを痛感します。苦労しても稼げないかもしれない、それでも起業をしてみたいかどうかを自分に問いかけることになると思います。上手く行かない経験をすることで、やっと起業というものが見えてきますので、まず何かを始めてみましょう。
本記事の作成者:佐賀 智之
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