『サイバーエージェント子会社社長の告白』
【第12弾】
ブックテーブル 篠田社長
「1番の山に旗を立ててこい!」
『サイバーエージェントのグループ会社の社長インタビュー連載企画:第12弾』
株式会社ブックテーブル 篠田 俊英
経営者ではありませんが、サッカー選手のキング・カズ(三浦和良)さんを尊敬しています。
彼が常にチャレンジし続けている姿は、私たちに“元気”を与えてくれるからです。
私にとってサッカー選手は、元気を与えてくれる存在でした。
自分が応援している選手が活躍すると、不思議と元気をもらえました。
ですから私も、「人に元気を与える人間」になりたかった。
そういった理由で、ずっとサッカー選手を目指していました。
「人に元気を与えること」です。
これは、経営においても、私生活においても大切にしていることです。
私に元気を与えてくれたのは、サッカーとマンガです。
今でも、疲れたり元気がない時には、マンガを読んだり、サッカーをみたりしています。
すると、なぜか元気が湧き上がってくるんです。
「自分が元気をもらったものを通して人に元気を与えたい」と思っています。
一人でも多くの人が元気になるきっかけをつくれたら嬉しいです。
「言い訳できない環境をつくる」ことを大切にしています。
私自身も今、経営の立場で言い訳できない環境をつくっているからこそ、ブレることなく邁進できています。
これは、他の人にも当てはまることだと思います。
基本的に「これをやって」と言われるだけでは、人は動きません。
ですから経営者は、メンバーのためにも「言い訳できない環境」を整えてあげることが大切です。
目標を宣言したり、日報で振り返る時間をつくったりして、周りを巻き込みながら言い訳できない環境を整えていくと良いと思います。
週末に自分を振り返る時間をとっています。
今週あった出来事を、エクセルシートへ書き出しています。
出来事とその時の思いをセットにして記入しています。
書き出すことで、自分の思考を整理しながら、自分自身の行動について振り返ることができます。
振り返りの時間をとると、いいことが3つあります。
1つ目は、
「なぜ?」を考えて言語化することで、次に活かせることです。
「なぜ?」この時はうまくいったのか?
「なぜ?」この時はうまくいかなかったのか?
ただ記録するだけでなく、「なぜ?」を突き詰めることが大切です。
2つ目は、
習慣にすることで、自分のバロメーターの役割を果たすことです。
すると、自分が今、良い状態なのか悪い状態なのか判断できるようになります。
例えば、
私の場合、うまく行ってない時は、振り返りの更新が滞っていたりします。
3つ目は、
自己成長を可視化できることです。
記録として残るので、自分の成長を実感することができますし、
逆に、自分のこれからの課題も見えてきます。
「過去の自分と比べて成長する」ことを意識することで、自己成長につなげています。