オリジナルにこだわる
笑屋株式会社 代表取締役 / 真田幸次
自分で起業するための環境をつくれたことです。会社に入ってからも起業するまでのリミットがあったことで日々の仕事に追われつつも、起業に向けて危機感を持って行動することができました。もし期限がなければ、後回しになっていたかもしれません。就職した企業は起業したい人が集まっていて、とても面白い会社でした。特に熱かった5人の新卒同期とは毎週末、ビジネスモデルや起業の勉強をしていました。その5人のうちの一人が笑屋の創業から一緒にやっている取締役の八木です。彼との出会いもこの会社がなければ生まれていなかったので感謝しています。実務としては、人材系の東証一部上場企業の子会社立ち上げとビジネススクールの新規立ち上げをやらせてもらいました。大企業とベンチャー企業の両方、職種も営業・マーケティング・マネジメントなど幅広く多くの経験ができたことは起業にあたってのアドバンテージになったと思います。
私がやっている事業やイメージしている世界観に対して、大変そうというイメージではなく、面白そうと思ってくれる人がいいですね。新しい価値で人を喜ばせたい、驚かせたい、ワクワクさせたい、満足を超えた感動を生み出したいという価値観を持っている人なら一緒にオリジナルのものを作っていけると思います。
新しい価値を提供し続けられる人になりたいです。せっかくの人生何かやり遂げたいと考えています。現在は同窓会事業を文化にすべく奮闘している途中ですが、笑屋が同窓会屋として長く愛される土台が完成した後は、また別の領域で0→1起業をしたいと考えています。0→1が得意な人材と1→10が得意な人材は違うと思っていて、私は得意かどうかは分かりませんが、0→1に興味があるし、そこにずっと身を置きたいと今は思っています。
なぜ自分が起業したいのか深く考えることが必要だと思います。新しい価値を提供したい人、イノベーションを起こしたい人だったら起業が向いていると思います。サラリーマンではそれができないし、できたとしても遠回りになる可能性があるからです。お金を稼ぎたいとか、偉くなりたいとか、人の下で働きたくないという理由で起業したい人は逆にやめた方がいいと思います。他にもたくさん達成方法があるし、サラリーマンをやってから起業した方がその手の起業は上手くいきやすいと思います。 また、新しい価値を提供したい人は、とにかく早めにできることは全部やった方がいいと思います。なぜなら多くの場合、はじめは失敗を経験するからです。そして失敗から立ち直ることが成長だし、また挑戦できる人でないと最終的にうまくいきません。だったら早めに自分が起業家に向いているかを知るためにも行動した方がいいのではないでしょうか。そこで自分はイノベーションを起こせる器であるのかを試してください。早く行動して早く知ること、それは重要なポイントだと思います。
新しい価値を提供すること、イノベーションを起こすことは世界的にも求められていることです。そして何よりこんなにやりがいがあることはないと思っています。だからこそ、今少しでも起業に興味があるのなら自分に不可能はないと信じて頑張って欲しいです。今動けない人は、自分が思っている以上に今後も動けません。行動に移せるかどうかというのも起業における1つの才能だと思っています。