Community Access For Everyone
カフェ・カンパニー(株) 代表取締役社長 / 楠本 修二郎
僕が思うカフェは、単なるコーヒーショップではないんです。もしかしたら、その場にふさわしい食堂であったり、会議の場所であったり、居酒屋だったり…。僕はよくカフェを「縁側」にたとえるのですが、縁側って日本の原風景としてたびたび取り上げられ、また「内・中・外」という重要な日本建築のコンセプトを象徴しています。そして、区切りのない曖昧な空間であり、風景を取り込みながら、多様性あふれるコミュニケーションの場を演出しています。僕らが考える地域に根差した新しい”生活提案の場”としてのカフェはその「縁側」と通じるものがあると思っています。
また、カフェはメディアだとも考えています。地元の方から、近隣のビジネスマン、学生からと多様な人々が集う場所です。様々な人が集い、出会い、そこに情報が溜まり、発信されていく。そういう意味では、非常にリアルなメディアだし、次代の日本に必要不可欠な社会インフラだと思いますね。わかりやすく言うと、「よくわからないけど、あそこに行けばなんかおもしろいことがあるよね」という感覚です。
具体的なアイディアを生み出すというよりは、常に未来のイメージ、ライフスタイルのイメージをしています。「10年後は何をしているのか」を考えるのが楽しくて。常にイメージトレーニングをしているんだけど、自分としては楽しいからできるんですよ。
「CAFE」の略は「Community Access For Everyone」で、みんなが集まるコミュニティの場という意味なんです。
東京は東京のコミュニティの良さがあり、渋谷や丸の内には、また違ったコミュニティがあるから、その街に合うコミュニティを創って行きたい。カフェの業態にはこだわっていないけど、地域に合ったコミュニティ創りをしていきたいと思っています。地方に行けば地方のコミュニティの作り方があると思います。例えば、「温泉」はコミュニティの場ですよね。
また、日本に限らず、海外での展開も考えています。
「自分探し禁止」ですね(笑)。旅やスポーツなど自分が楽しいこと興味を持つことは徹底的に取り組んでほしいです。学生のみんなには、楽しく、クリエイティブでいてほしいのが僕の想いです。
また、自分がやっていることをくだらないと感じて欲しくないです。たとえ自分に与えられた課題をくだらないな…と思っても、とにかくやりきっちゃってください!
例えば、「これ、シュレッダーしておいてね。」と上司に頼まれた時でも、まずはやる。今やっていることが、将来の何のためになるのかと不安になるかもしれないけど、やることすべてが、未来に繋がっているので、何でもポジティブに取り組んでみて下さい。20代は、経験と考え方が豊かでポジティブであればあるほど、花は咲きますので、自分を信じて頑張ってください。応援しています。
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