本気で起業をした人は、不幸にならない
3人の株式会社 代表取締役 / 濱中拓郎
・1991年高知で生まれる。実家はアパレル店。
・高校、大学とボクシング部に所属。全国大会出場3度、国体でベスト8の成績を残す。
・ボクシングをする傍ら、勉学に励み、公認会計士や司法書士の資格などを取ろうと心がける。また、見聞を高めようと思い、120以上の国にバックパッカーとして回ろうと考えたことがある。
・新卒でITベンチャーに入社。WEBマーケティングに従事。1年で会社が解散し、無職になる。
・会社倒産後、3Dayプリンターのサービスを立ち上げる。半年後に法人登記し起業する。
・座右の銘は、「何をするかでなく、何をやるか」
ネットワーク型3Dプリントサービス「3Dayプリンター」: http://3day-printer.com/
3Dプリンター共有サービス「3D Printer Network」:http://3day-printer.com/3dpn/
僕は高校生の頃から、ボクシングをやっていました。大学にはスポーツ推薦で入るくらい、ボクシングに熱中していました。なので、就職活動に動き出したのはかなり遅くて、大学4年生の夏ごろでしたね。その上、面接の時は「学生時代に打ち込んだものは、サンドバッグです!」と言っていました(笑)
他には、暇だったので図書館に籠って本を読んでたりしてました。1年間で大体100冊くらいは読んでいましたね。大学の先輩から、「本を100冊読んだら人間は変わる」と言われたことがきっかけです。学校の勉強をするよりも、本を読んで知らない分野の知見を知りたい、という思いがありました。あとは寝てました。
「リアリティーがあるところ」ですね。ストイックに練習を積み重ねていくことで成長できるけど、それでもボコボコにされてしまうこともある。そういうリアリティーの中で闘うのは緊迫感がありますし、「諦めない精神」がつきます。ボクシングをやり遂げたことは、生涯の自分の自信になっています。たとえ短期間で成果がでなくても、継続して努力する経験は大切だと思います。
似ていますね。どちらも、「地道な努力によって成功できる」ところがあります。また、仕事もスポーツにも、「どういう性格の人が結果を出すのか」という法則があるような気がします。例えば、「目立ちたい」ということを考えているような自己顕示欲の強い人は、そこそこの場所までしかいけないと思いました。何故ならそういう人は、一度少しの成功しただけで満足してしまうことが多いからです。逆に、ゲーム感覚でスコアを上げたり、そのスポーツ自体を楽しんでやっていたりする人は、目標の終わりがないので、上手くいくことが多いかと思います。やっぱり何にしても、「夢中になって楽しんでいる人」こそ、成功するのだと思います。
でも、ボクシングに比べると、起業や仕事って「めちゃくちゃ楽だな」と感じます。殴られる恐怖もないし、痛くもないので(笑)
大学1年生の時、シリコンバレーで起業した先輩に出会ったのがきっかけです。今までボクシングの世界しか知らなかった僕にとって、彼はまるで異次元の人でした。「同じ年代でこんな凄い人がいるのか!」と衝撃を受けて。それで、起業に興味を持つようになったんです。また、もともと家が自営業だったため、子供のころから「経営」「起業」という選択肢が身近にあったということもありました。