「落ちこぼれだった自分を変えた『未来ノート』
株式会社アイエスエフネット / 渡邉幸義
マネジメントには2種類あります。「権力のマネジメント」と「倫理のマネジメント」です。例えば、上司の指示に所々矛盾がある。本当は従いたくないのに、嫌々やらざるを得ない。これが「権力のマネジメント」です。
僕は「倫理のマネジメント」を非常に大切にします。男女年齢国籍関係なく尊敬を得るために、普遍的な倫理感を持つ事が大切です。倫理のマネジメントを実践する為には、まず経営者自身が、発言と行動を一致させねばなりません。それに教養も必要です。 僕の場合は何度も申し上げるのですが、「ノートしか見ない」ので、発言と行動がブレる事がありません。
創業前に務めていた会社で、盛和塾に入塾していました。その時に稲盛和夫氏から「倫理のマネジメント」の教えを受けました。人間は往々にして言っている事とやっている事が違ってしまう生き物です。ただ、稲盛さんは間違いなくそういう類の人間ではありません。稲盛さんの哲学や仕事観に非常に影響を受けましたね。
成功者の共通の価値観として、どんな場合でも利他の心を持っているという事です。人の目につく所で格好良いことを言っているだけではなく、人が見ていない所でも、例えばゴミが落ちていたら拾う、トイレを掃除する、電車を老人に席を譲る、そういう事ができる人達です。
何故そういう人達が成功できるかというと、自分に対して見えない約束ができるからです。見えない約束ができると相手の気持ちが分かるようになります。困った人を助けたい・社会の役に立ちたいと、心の底から考えられるようになります。
自分の思うままに人生をデザインできる事です。ただ、注意して欲しいのは自由度がある事に溺れて、権力のマネジメントを行う事です。それは愚の骨頂です。
自分の人生を95歳までとノートに書いています。ノートにこの世を去るまでに成し遂げたい事を全て書いています。65歳を過ぎてからどれだけ多くの人に喜びを与えられるか、というテーマに挑戦したいと考えています。
事業としては10年後に障がい者を1000名雇用します。必ず実現します。
僕らの世代は、物の為に働く人が多かった。それは何も無い時代だったからです。今の時代は非常に豊かですが、一方で弱者も増えている。 その事実に目を向けて下さい。自分や家族の為に働くというのは前時代的です。君たちは精神的に高次元の世代であるという事を自覚し、社会にとって意義のある生き方を目指して下さい。 僕は能力の無い人間です。能力の無い人間でもたった一つ、「継続」を続ける事で、ここまで雇用を生み出す事ができました。一緒に頑張りましょう。
-渡邊社長、ありがとうございました!
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