新たな買い物体験を創造する 門奈氏が語る、真の起業家精神とは?
株式会社カウシェ / 代表取締役社長 門奈剣平
カウシェでは、年齢や社歴に関わらず、優秀なメンバーにはどんどん大きな仕事、裁量を任せています。
これは、私自身がインターン時代に、若くして大きな裁量を与えられ、その中で成長できた経験が原点にあります。若いメンバーは、時に経験不足を指摘されることもあるかもしれません。しかし、彼らには、既成概念にとらわれない柔軟な発想力や、新しいことに挑戦する意欲など、経験豊富なメンバーにはない強みがあります。その強みを最大限に活かすことが、組織全体の成長につながると私は信じています。もちろん、若手に大きな仕事を任せることは、簡単なことではありません。時には、期待通りの成果が出ないこともあるでしょう。だからこそ、カウシェでは、若手が挑戦しやすい環境を整えるための取り組みにも力を入れています。例えば、私自身がインターン生と1on1でメンタリングをする時間を設け、業務の進捗確認だけでなく、キャリアに関する相談や、メンタル面のフォローなども行っています。また、セルフマネジメントの仕方を指導するなど、若手が自律的に成長できるようなサポート体制の構築にも力を入れています。経験豊富なメンバーが、メンターとして若手をサポートする制度も導入しており、組織全体で若手の成長を後押しする文化が根付いています。
ベンチャー企業、特に急成長中のスタートアップで働くことは、将来起業を考えている学生にとって、非常に大きな意味があると思います。
なぜなら、スタートアップでは、事業の立ち上げから成長、そして時には大きな方向転換など、企業のあらゆるフェーズを間近で見ることができるからです。また、少人数のチームで働くことが多いため、経営陣との距離も近く、彼らの考え方や行動を直接学ぶことができます。これは、大企業ではなかなか得られない貴重な経験です。私自身、インターン時代の経験がなければ、今のカウシェはなかったでしょう。さらに、スタートアップでは、日々、前例のない課題に直面します。その課題を、自ら考え、解決していく経験は、将来、起業家として直面するであろう、様々な困難を乗り越えるための、大きな力となるはずです。また、スタートアップでは、自分の仕事が、事業の成長に直結していることを実感しやすい環境です。その「手触り感」は、大きなやりがいにつながり、仕事へのモチベーションを高めてくれます。将来、起業を志す学生には、ぜひ、このような環境に身を置き、自分自身の成長と、事業の成長を、肌で感じてもらいたいと思います。
これから社会に出る皆さんに伝えたいのは、「夢中になって、泥臭く、仕事を楽しむ」ということです。
これは、カウシェのバリューである「Enjoy Working」にも通じる考え方です。一見、華やかに見える起業家の世界ですが、その裏には、数え切れないほどの失敗や、地道な努力の積み重ねがあります。しかし、その過程も含めて、夢中になって楽しむことができれば、必ず道は開けると信じています。時には、「そんなの無理だよ」「馬鹿げてる」と言われることもあるかもしれません。でも、そんな周囲の声に惑わされず、自分が「これだ!」と信じた道を、がむしゃらに突き進んでほしい。そして、「馬鹿だな」って言われるくらい、夢中になって、泥臭く、挑戦し続けてほしい。そうすれば、いつか必ず、自分だけの「6」の目が出るはずです。皆さんが、未来を創る起業家として、大きく羽ばたいていくことを、心から楽しみにしています!そしていつか、一緒に未来を創る仲間として、皆さんとお会いできることを楽しみにしています。