変化を読み取る力を常に持ち続ける
株式会社大川印刷 / 大川哲郎
確信していることがあります。 社員さんはもちろんのこと、あらゆる人々の幸福を会社として追求していくことです。 私たちは小さな会社ですがひとつひとつ社員さんや社員さんの家族、お客様や地球の人々に対して幸福をつくっていくことができる取り組みをしていきます。
「幸福で平和な持続可能な社会を形成するために行動する人と企業は、これからも社会に必要とされるであろう」これを私は言い続けています。 でも間違えてはならないのは、これを全て「自分のため」としてしまうことです。そのようなことをしている会社はすぐにダメになってしまうでしょう。文化人類学者のマーガレット・ミード氏の言葉にありますが、「世界を変えよう、と決意を固めた個人からなる小さなグループの力を、決して否定してはならない。
実際、その力だけがこれまで世界を変えてきたのだ」。これは企業でも言えます。たとえ少数の社員さんであっても「何かを変えたい」と思ったら、その信念を持って行動することで、多くのことを変えて行けるのです。 「喜びや悲しみを共有できる会社」そういった会社が、社会を良くしていけると思います。
弊社会長は、ためらうことなく「人を大切にしてきたこと」と言います。
私はまだまだ「人を大切にしている」と言い切れるレベルには到達していませんが、重要なことであると認識しています。恐らく、過去の経営者たちもこれ(※右の写真)を見ると間違えなく「人」を大事にしていたことが分かります。 実は原点がここにあるんです。現代は愛社精神なんて無くなってきていると言われていますが、実際はそんなことはないと思います。先日「日本でいちばん大切にしたい会社」を書いた坂本光司さんのお話しをお聴きしました。お話しの中で、業績が悪くなったらリストラをする企業がある。でも実際のところ、リストラをしたからと言って良い会社になって来ているかと言うと必ずしもそうではない、と。 「人」を大切にしているかどうか。それは企業の継続に不可欠だと思います。
現時点では分からなくても、必ず「自分がこの世に生まれてきた理由」が分かると信じて、行動し続けて欲しいですね。最初は思い込みでも良いと思います。まずは行動してみる、これが大切ですね。
あとは、なるべく「自分の言葉」で「自分の感性」で話して欲しいです。「個性」を大切にしていっていただきたいです。語ることで感性が磨かれますから、できるだけ多くの人に会って、語り合う経験をして下さい。