年間300冊以上は経営学の本を読む
株式会社Kaditt / 門内直樹
大学在学中より企業の協賛を受けての携帯向け動画配信サービスの立ち上げや、スーツオンラインショップの運営を経験。
09年4月P&G Japan株式会社マーケティング本部入社、11年8月株式会社Kaditt設立 代表取締役社長に就任。
1986年12月生まれ。26歳。
リリースは、昨年の11月の末です。昨年の2月にFrecoというサービスをリリースし、3, 4ヶ月の間試行錯誤しているうちに出来たのが今のCarryのコンセプトです。CarryはFrecoのピボットサービスになります。
基本的に、勉強以外はしていませんでした。19,20の時に、起業を志しました。当時、シリコンバレーの情報が入ってきたんです。ちょうどyou tubeでスティーブ・ジョブズのスピーチを見る機会があって、かっこいいなと思いました。その時に、起業に興味を持ち始めて、やってみようと思いました。そこから、企画書を0から作って、企業に飛び込み行きました。僕は、開発者ではないので、開発面の支援をお願いしました。 その中で、モバイル向けの映像配信サービスを立ち上げました。それ以外にも、スーツのオンラインショップを任されて、通帳も渡されたんです。戦略立案から実行までのリニューアルを任されていました。これは、大学の先生経由でもらった仕事でした。元々、大学OBのIT系の社長の方々が運営していたサービスなんですが、仕事が忙しくなったため、学生に任せようというお話でした。 私は経営学が好きだったので、そういう本を読んで、頭に全部詰め込んで、本気になってやっていました。でも、潰してしまいました。預金通帳が0になって、謝りに行きました。そこで、すごく悔しくて、絶対次は成功させると思い、本気で起業しようと思いました。 失敗の経験を通して、自分の力が足りないことが分かったので、すぐ起業しないで、就職しました。そこでは、配属先の仕事をする中で、マーケティングを学びました。
詰めが甘かったと思います。大きい企業を巻き込めなかったのは、ミスでした。タイアップで、大きい企業を巻き込んだり、どこかと提携していれば、もっと攻められたと思うんです。挑戦はしていたんですけど、上手く行きませんでした。自分自身が魅力的な人になっていないと、周りは動かないですね。そこが足りませんでした。巻き込み力は必要だと思います。内部に対しても、外部に対しても、常に誰かを巻き込んで仕事をする必要があると思います。その時に、人を巻き込める力をつける必要性を感じました。
勉強という意味では、インプットとアウトプットの両方をしていました。私は、経済学部だったので、経済や経営を学んでいて、それ以外に自分に年間300冊以上は経営学の本を読むと決めていました。歩きながらも、ずっと読んでいました。本で勉強して、サービス立ち上げや運営でアウトプットをしていました。最後の半年くらいは、英語の勉強をしていました。英語は、会社に入る際に必要だったので、850点を取る位まで、勉強しました。