『サイバーエージェント子会社社長の告白』
【第19弾】
サイバーエージェント取締役/アプリボット代表取締役 浮田社長
「過去への後悔は1ミリもない」〜自分に正直に自責の決断を〜
『サイバーエージェントのグループ会社の社長インタビュー連載企画:第19弾』
株式会社サイバーエージェント取締役 /株式会社アプリボット代表取締役社長 浮田 光樹
<経歴>
1986年生まれ。中央大学理工学部電気電子情報通信工学科を卒業。
サイバーエージェントにエンジニアとして内定し、内定者時代に、子会社の株式会社アプリボットに創業メンバーとして参画。
2011年4月 サイバーエージェント入社とともに、アプリボット取締役に就任。主に開発部門を統括。
2014年4月 代表取締役社長に就任(現任)。
2014年10月 サイバーエージェント執行役員に就任。
2016年12月 サイバーエージェント取締役に就任(現任)。
<企業情報>
株式会社 サイバーエージェント
株式会社 アプリボット
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明日2/26(火)公開予定!
『サイバーエージェント流!経営のポイント』
【第19弾】アプリボット 浮田社長が考える「中小企業の経営者が果たすべき役割」とは?
アプリボットは、「ジョーカー〜ギャングロード〜」や「グリモア〜私立グリモワール魔法学園〜」など、スマートフォン向けのゲーム事業を主に展開しています。
その他にも、小学生向けオンラインプログラミング学習サービス「QUREO(キュレオ)」や、海外から日本へ進出したいネット企業の支援を行う、グローバルパートナー事業など、ゲーム事業に限らず、
「世界震撼」というビジョンの実現に向けて様々な事業を展開しています。
大学ではロボット工学を専攻し、サークル等には入らず、3年間弱はロボット作りに没頭していました。
昔から、「ピタゴラスイッチ」が好きでした。
様々な仕組みが組み込まれた道筋を自動で玉が転がって、ゴールに到達する。
こういう仕組みになんとなく興味を持っていました。その先にロボットというのがあった気がします。
私の中では、『人が行う仕事を自動で行うのがロボット』という考えがあって、
洗濯機、エアコン、炊飯器やルンバなどは、全部ロボットだと思っています。
このように、「人の何かを代替する」ということに魅力を感じて、私の中でのロボットの定義に当てはまるものをつくりたいと考えていました。
理由は2つあります。
1つ目は、
サイバーエージェントが「若くから事業の立ち上げができる環境だった」からです。
私は、ロボットを作っていくうちに、ロボット領域で起業してチャレンジしたいと思うようになりました。
しかし、その当時は、ロボット事業に力を入れている会社やその事業自体に挑戦している企業も少なく、ロボットでの起業はタイミング的に難しいかもしれないと感じていました。
そんな中、自分にとっては事業を立ち上げる力をつけることが一番大事だと考え、当時伸びていたインターネット市場の中で事業の立ち上げをしたいと自然と考えるようになりました。
そんな思いもあったので、若くから事業立ち上げができる環境を整えていたサイバーエージェントは非常に魅力的に映りました。
二つ目は、
サイバーエージェントが「個の力をつけられる環境だった」からです。
私の学生時代に、リーマンショックが起きました。
その時に、いわゆる「大企業=安定」というような価値が崩壊し始めていると感じ、「個人の力をつけないと生きていけない」と感じました。
若いうちから裁量権をもって仕事ができるサイバーエージェントなら、個人の力をつけられると考えました。