『サイバーエージェント子会社社長の告白』
【第20弾】前編
「たった1つのブログがキャリアを変えた」
新R25渡辺編集長の人生のターニングポイントとは?
『サイバーエージェントのグループ会社の社長インタビュー連載企画:第20弾』
新R25 編集長 渡辺 将基
<経歴>
株式会社Cyber Now取締役、『新R25』編集長。2008年株式会社モンスター・ラボに入社し、Webサービスやスマートフォンアプリの受託開発における企画営業およびプロジェクトマネージャーを経験。株式会社カカクコムを経て、2012年株式会社サイバーエージェントに入社し、社長室にて複数のスマートフォン向けサービスの品質管理や新規サービスの立ち上げサポートに従事。2014年からWebメディアの立ち上げ・運営に携わり、2017年9月に若手ビジネスパーソン向けメディア『新R25』を創刊、編集長に就任。
<企業情報>
20代ビジネスパーソンのバイブル「新R25」
運営元 株式会社Cyber Now
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【第20弾】後編:「大衆的でありながら、エッジの効いたものを創りたい」新R25渡辺編集長の仕事論
『新R25』は、「20代ビジネスパーソンのバイブル」をキャッチコピーに、R25世代がこれからの時代を生き抜くために必要な情報を発信しているWebメディアです。
終身雇用が崩壊するなか、自分の将来に対して漠然とした不安を抱えている人たちは多いと思います。新R25は、そんなモヤモヤのなかにいるR25世代の自己投資をサポートしたいと考えています。
学生時代は、何もしてないですね。
ほんとに何もしていなかった。
家に引きこもってる時間が圧倒的に多くて、あとはバイトとサークルくらい。
ほんとに何もしてなかったなぁ。
慶應大学の理工学部で数学を専攻してました。
その中では圧倒的に落ちこぼれ。授業についていけなくて、これはやばいところに来てしまったと思っていました。
みんな大学院に進学して学者になっていくようなタイプが多かったんですけど、自分は「絶対に大学院には行かない」とだけは決めてました(笑)。
いや、特に何か深い理由があったわけじゃなくて、「とりあえず慶應に行こう。他の教科よりは得意だから数学かな」みたいな。
やりたいことも決まっていたわけじゃないし。
すごく安易な意思決定をしていました。
だから、本気で数学を学びたい人とは全然熱量も違うし、能力も違った。
入学直後からこれはヤバいなと思っていました。
こんな感じだったので、なにも目指してなかったんですよね。
「ほんと何も考えてなかった」って言うしかない(笑)。
それも特になかったんですよね。やりたいことも、将来の目標も。就活もみんなよりも相当遅れて始めました。
サークルには入っていたけど、自分はそんなに友だちもいなかったので、就活関連の情報も全然入ってこなくて。
結局思うような就職先を決められず卒業してしまうんですが、この時期にいい意味で世の中を斜めに見ることができるようになったとは思います(笑)。
全然なかったですね。
当時mixi(ミクシィ)の日記などで、文章を書くのは好きだったくらい。
あとは、大学の時に一時期、くだらないブログを少しやっていました。
自分の日常を友達に笑ってもらおうと思って書いていたくらいのものですけど。
そういう表現者としての欲求は強かったかもしれません。
そうですね。
目立ちたがりなので、表現者として何かやりたいというのがあって、
大学に行ってから、アカペラをやりたいと思ったのも、歌を通して自分を表現したり目立ったりするのが好きだったからですね。