『サイバーエージェント子会社社長の告白』
【第20弾】後編
「大衆的でありながら、エッジの効いたものを創りたい」
新R25渡辺編集長の仕事論
『サイバーエージェントのグループ会社の社長インタビュー連載企画:第20弾』
新R25 編集長 渡辺 将基
<経歴>
株式会社Cyber Now取締役、『新R25』編集長。2008年株式会社モンスター・ラボに入社し、Webサービスやスマートフォンアプリの受託開発における企画営業およびプロジェクトマネージャーを経験。株式会社カカクコムを経て、2012年株式会社サイバーエージェントに入社し、社長室にて複数のスマートフォン向けサービスの品質管理や新規サービスの立ち上げサポートに従事。2014年からWebメディアの立ち上げ・運営に携わり、2017年9月に若手ビジネスパーソン向けメディア『新R25』を創刊、編集長に就任。
<企業情報>
20代ビジネスパーソンのバイブル「新R25」
運営元 株式会社Cyber Now
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『サイバーエージェント子会社社長の告白』
【第20弾】前編:「たった一つのブログがキャリアを変えた」新R25渡辺編集長の人生のターニングポイントとは?
入社当初はUIのアドバイスを中心にいろんなサービスに携わっていたんですけど、ある時、サイバーエージェントでメディアをたくさん立ち上げるという意思決定があった中で、自分に声がかかりました。
これもブログを書いたりしてたからでしょうかね?
それから編集者としてのキャリアはまだ4〜5年くらいですが、UIディレクションとコンテンツづくりの両方に携わったことで、現時点の自分のスキルは意図せずハイブリッドになりました。
ただ、これらを高い次元で成立させれば、今後サービスをトータルプロデュースしていく時に、大きな力になると考えています。メディアビジネスも、今はコンテンツをつくるだけで成功するのは難しい時代になっていますし。
今は、編集者として生きていくというよりは、もっと複雑性のあるキャリアを構築して、それを活かしてサービスを創っていきたいと思っています。
それよく聞かれるんですけど、起業はまったく考えたことがないです。
サイバーエージェントはカバーしている事業領域が広いので、「やれないことはほとんどないんじゃないか?」というくらい色んなことができるし、自分の目標を達成するためにも今の環境が一番いいと思っているので。
たとえば、自分は人を集めたり巻き込んだりするのは苦手なので、そういう部分を会社にサポートしてもらえるのはありがたい。また、1人でやっていたら設定しないような高い目標を掲げ、目線を引き上げてもらえるのも、この環境のよさです。
これまでその目標を達成しようと必死に考えて成長できたと思ってますけど、それが自分1人でできるとは思えないですね。
それに、ちょっとメディアが勢いづいたとしても、サイバーエージェントの中にいたら、自分たちがやっているのはまだまだ小さい事業なんだと気付かされます。
自分の成長もそうだし、自分がやりたいサービスのサイズとか、社会にどうインパクト与えるかを考えた上で、それを実現するためにベストな環境だからサイバーエージェントにいるということです。