「自走型の人間であれ」
株式会社ボーダレス・ジャパン/鈴木 雅剛
“自走型”に尽きます。夢や目標に向かってスピード感抜群で走り続けている学生。即断即決、どんどん走っていく学生ですね。彼らは行動する過程で、目標を最速最大で達成するにはどうすればよいか、と考え続けてきているので、頭の回転も相当に速い。一方で、走っている学生の中でも、行動や経験量は豊富だけど、降ってきたものを掴んでいるだけの学生ではモノ足りない。彼らは自分の夢から逆算して自ら行動を選んでいるのではなく、たまたま見つけたり、紹介されたことをやっているだけで、これは自走型とは言えません。学歴なんかどうでも良い。「目標をセットし、そこに向かってひたすら走っているか、行動しているか」が重要ですね。
人には本来悪い人はいない。目の前で困っている人がいたら、何とかしたいと考え、行動するものです。でも、”ビジネス”という鎧を見にまとった瞬間に、その人間性が消えてしまう。自分の”利益”が減れば、仕入先にその減少分を肩代わりさせます。無茶苦茶な金額だと分かっているにも関わらず、「努力してそれを乗り越えるのがビジネスだ」と。また、例えば障害があり、通常の人と同様の設備では仕事ができない人がいるとします。彼は仕事がなく、本当に困っている。でも彼を雇うと、設備投資にお金がかかり利益がなくなってしまう。そうなると、採用する人はほとんどいない。 これまで”ビジネス”が創り出してきた世の中は、良いところがたくさんある。一方で、”一人の人間として”という判断ができにくくなるのもビジネスがもつ根本的な構造です。ここに人々は気づき始めている、違和感を感じ始めている。それが進んでいけば、利益・効率重視であった考え方が崩れ、人間、コミュニティーを重視する考え方が拡がるはずです。 私達ボーダレス・ジャパンは、「人として当たり前の生活をなし得る”ビジネス”が、ソーシャルビジネスである」ということを、しっかりと広めていかなければいけないと思っています。ボーダレス・ジャパンが大きくなれば、必ず「なんだ、できるんだ。ちゃんと利益を出しながら、皆が喜ぶビジネスがあるんだ」と真似をしてくれる企業が増えていくはずです。
仕事というのは、「人の為になること」が前提ですよね。つまり、自分の成長のためや楽しいからというのは二の次の話です。自分がどうなりたい、どうゆう欲求を満たしたいという話ではなく、まずは「どんな人達に喜んでもらうために、何をすればいいのか」という「相手」があって初めて事業は成り立ちます。その事業が良いものであれば、しっかりと利益が出て自分たちの仲間も幸せになれるもの。すなわちスタート地点ではビジョンをしっかり持ってほしいですね。そのビジョンはあくまでも対社会、対外に向けてのものであるべきです。そのビジョンを持つからこそ自分の成長に貪欲になり、自己の欲求が満たされる。この順番で物事を考えるようにすると良いと思います。
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