学が無くても才があれば良い!
A.Cast.Partner’s 株式会社 代表取締役社長 / 根布 和明
資産形成アドバイザー。A.Cast.Partner’s株式会社 代表取締役。 1971年、札幌市に生まれる。父親の事業失敗により、幼少時代から波乱な生活をおくった経験をもつ。10代後半から土建業やバーテンダー、会計事務所、ゴルフ会員権販売、訪問販売など様々なジャンルの仕事を経験し、30代で出会った不動産投資が人生を180度転換させる。不動産知識ゼロからスタートし、シングルファザーで2人の子供を背負いながらリーマンショックの直後に起業、4年で売上約50億円の企業にしている。
現在は自身も起業家、投資家として様々な分野で活躍し、今は5人の子供と最愛の妻と幸せな生活をおくっている。
現在は、会員制の不動産投資コンサルティング会社の代表取締役社長をはじめ、グループ関連会社数社を運営しています。今となっては、会員制の投資コンサルティング会社は珍しくありませんが、私が創業した頃は、まだ会員制のところが少なく、多くの同業会社が顧客を選ばずに市場に広く不動産情報を開示していました。今は時代が変わり、インターネットなどでいかに情報を広く出すかより、限られた方だけのクローズマーケットが主流となってきています。
不動産以外の事業は、マーケティングやコンサルティング、エネルギー関係からギャラリー運営などの事業を展開しています。
直接的なキッカケは、以前務めていた不動産会社の経営が厳しくなったことです。リーマン・ショックの煽りを受け、これまで順風満帆だったのがネガティブになってしまったのです。上司からの「リストラを考えてくれ」という言葉に対し、みんなを守る体制を作らないといけないと思い起業しました。
自信を持っていましたから、全然怖くなかったですね!私は辞めた会社で、自分が責任者となって不動産という新規事業を開拓していました。だからイチから何か新しいことに挑戦したのではなく、私にとっては2度目の作業でしたので、これまで蓄えてきた不動産の知識や経営のノウハウを活かし独立しただけです。たとえこれまで積み上げてきた事業がなくなってしまっても、その過程を知っていれば、最初から事業を作り直すことは怖くないですからね。
理由はいくつかあります。確かに1つの事業のみをコツコツをとやるのがセオリーの時代もありました。私は色んな事業を行うことでリスクヘッジできればと思ってます。前職場が良い例です。不動産の市況が良くないときは社員に「みんな辞めてくれ」って言えないでからね。何かで稼がないと。 家を思い浮かべてみれば分かりやすいと思いますが、家って色んな柱に支えられていますよね。それによって、家は安定を保っていて、たとえ一本の柱が壊されても、家が崩れることはそうないでしょう。しかしいくら立派な柱であっても、柱が一本であれば、その柱が壊されてしまうと、家はあっという間に崩壊してしまいます。なので、私は柱を沢山作りたいのです。 そもそも、今成功しているとは思ってないですし。
あとは、何かに挑戦し続けなければいけない気がしているのと、同時に今いる社員をワクワクさせてあげたいという気持ちがありますね。
自分の引き出しを広げることですね。そのためには、「好奇心を持つこと」と「物事を疑うこと」が大切です。「好奇心を持つこと」は、その通りの意味で自分がこれまで関心を持ってこなかった分野に対しても、深い興味を示すことです。「物事を疑うこと」は、簡単に言えば、自分が知らないことに対して、どんどん追求していくことです。そうすると、「もっといい方法無いのかな?」と思うようになります。これについては、昔「お金持ちになりたい!」って思ったときから、何に対しても「何で?何で?」と質問しまくっていたので、「何でマン」と呼ばれていました。(笑)